岡山市議会 インバウンド対応(多言語飲食店マップとピーチマーク)についての答弁 — 2025年12月

自治体岡山市
議会・日程令和7年11月定例会 12月05日
出典URLhttps://ssp.kaigiroku.net/tenant/okayama/MinuteView.html?
council_id=986&schedule_id=4&is_search=true#

キーワード

ムスリムフレンドリー、多言語飲食店ガイドマップ、ベジタリアンマップ、ピーチマーク認定店

要約

※下記はAIによる要約です。正確な内容は出典元の議事録をご確認ください。

外国人観光客の増加や宿泊税などの新たな観光財源の検討を踏まえ、市における多言語飲食店ガイドマップやムスリム対応の認定制度「ピーチマーク」の運用状況と今後の事業展開について答弁された。
本市では、ピーチマーク認定店舗への定期訪問によるサポートを実施するとともに、ウェブサイトを通じて認定店やベジタリアン対応店など約100店舗の情報発信を行っている。今後は食の対応を継続しつつ、日本文化や伝統の体験ニーズに応える魅力的な観光コンテンツの造成・発信を進め、更なるインバウンド誘客を図る方針を示した。

引用全文

※以下は議事録の引用全文です。本文の著作権は岡山市に帰属します。著作権法上の引用および公共データ利用規約に基づき掲載しています。要約はAIにより生成したものであり、正確な内容は出典元の議事録をご確認ください。

◆35番(高橋雄大議員)  おはようございます。傍聴席にお越しの皆さん,大変ありがとうございます。本日会派を代表して登壇させていただきました,おかやま創政会の高橋雄大です。
 まずは,大森市長におかれましては,御当選誠におめでとうございます。引き続き市民福祉の増進,市勢発展のため,これまで以上にそれぞれの世代の皆さんの様々な暮らしの課題に寄り添った行政のかじ取りを祈念したいと思いますし,私たちも引き続き生活者,働く人の視点に立って精いっぱい汗をかいてまいりたいと思います。
 本日は,大森市長4期目の船出となる本会議での私たちの最初の代表質問ということで,比較的大きな視点から6項目,そして39問通告させていただきました。早速質問に入りたいと思います。
 大きな1番,市長の政治姿勢について伺います。
 1番,選挙戦を振り返って。
 大森市長におかれましては,9月21日の告示から14日間の選挙期間を戦ってこられました。玄関口として発展する都心エリアや各区の都市拠点,地域拠点,そして高齢化,人口減少が顕著に進む地域など様々な特色を持つエリアが混在する本市において,多種多様な声を聞いてこられたり肌でお感じになったこともたくさんあったかと思います。この選挙戦を通じて,4期目の4年間において市政運営に生かすべき新たな本市の課題などをどのように認識され,どのような抱負をお持ちになったか,御所見をお聞かせください。
 2番,向こう4年間の市政の展望。
 本市の市内総生産の伸び率は平成23年から令和3年までの10年間で6.8%上昇,民間投資の伸び率は同じ時期で15.4%上昇しており,大都市である政令市の中でもトップクラスの伸び率となっております。また,民間の幸福度ランキングでは,本市は全国20政令市のうち7位で,前回の14位から大きく順位を上げました。これは勤労者世帯の可処分所得の増加や待機児童解消などの実績が評価されたためと分析されています。様々な政策,施策の展開によって,まちに経済の好循環が生み出されたことのほか,子育て,教育や健康,文化など含めて本市の総合力がこの10年間で大きく引き上げられたものと認識しております。
 さて,今任期中において市民の幸福のため,市勢発展のため,どのような都市を目指しますか。市政運営は,時々の状況や課題に応じた柔軟性や総合計画などに基づいた行政の継続性が求められる一方で,任期中に目指す都市の姿を具体的に示すことも大切であると考えています。4期目の4年間で目指す岡山市の未来像について,御所見をお聞かせください。
 3番,物価高騰から市民生活を守る取組。
 本年10月31日に自民党,立憲民主党,日本維新の会,国民民主党,公明党,日本共産党の6党の実務者間でガソリン税の暫定税率を本年12月31日に廃止することについての合意がなされました。あわせて軽油引取税の暫定税率を来年4月1日に廃止することについても合意がなされました。暫定であるにもかかわらず50年以上も続いた暫定税率の廃止は,物価高に苦しむ家計,特に車による移動が基本となる本市を含めた地方の住民の暮らしを支える大きな一助となるものであります。
 さて,物価の状況は依然として厳しい状況が続いており,本市の消費者物価指数は高止まりの状況が続いており,特に食料品価格の高騰が市民生活に大きな影響を与えています。本市においては,食料品などの物価高騰対策としてこの間,学校給食費の保護者負担軽減や食事を提供する高齢者,障害者,児童福祉施設等への支援に係る補正予算を計上されてきました。また,昨今の急激な物価高騰に苦しむ声は,市長選挙期間中においても個人の方や事業主の方からも市長自ら聞いてこられたことと思います。
 さて,先般政府の総合経済対策が示されました。その第1の柱となっているのが生活の安全保障・物価高への対応です。その中では,地域のニーズに応じた物価高対策として重点支援地方交付金が2兆円措置されています。自治体が取り組む事業としての推奨メニューには,電子クーポンやお米券配布,水道料金の減免,電気・ガス代補助,本市で既に取り組んでいる小・中学校などの学校給食費支援などが示されていますが,市民が直面する物価高対策としてどのような取組を実施するのか,御所見をお聞かせください。
 4番,特別自治市。
 近年の急速な少子・高齢化の進展などによる我が国全体の社会経済情勢の変化に伴い,地域の実情に応じた大都市制度を整備することが重要な課題となっています。岡山市を含めた指定都市市長会が提案する二重行政の完全な解消を目指す新たな一層性の地方自治体である特別自治市の実現は,より効率的な行政運営と市民ニーズに合ったきめ細かなサービス提供を実現することにつながり,地域の持続的発展の確保,効率的かつ機動的な大都市運営などを可能にするものであり,近隣市町村との連携もより強化されるものであると認識しています。
 先月17日には,指定都市市長会による特別市構想の法制化に向けた条文案が公表されました。この間続いてきた特別自治市の議論も,重要な局面にあるものと思います。本市の総合計画でも掲げ,指定都市市長会で法制化に向けて取り組んでいる特別自治市のメリットや実現に向けての今後の本市の取組について御所見をお聞かせください。
 大きな2番,経済,産業観光,まちづくりについて伺います。
 1番,アリーナ整備について。
 懸案であったアリーナ整備について,これまでの議論を振り返ると本会議で本格的な議論が始まったのは令和4年9月定例会だったと思います。以降3年にわたり,アリーナ整備の必要性と意義や効果,それらを踏まえてのこれからの本市のまちづくりにおける意味や価値,財政負担など多岐にわたる議論を重ねてきたように思います。
 一方で,市民の皆さんの受け止めはどうなのか,アリーナ整備に向けての寄附していただく企業は随分増えてきているように思いますし,それは理解が進んでいる証左だと思います。しかし,市民の皆さんの理解は必ずしも十分ではない状況だと強く感じています。また,アリーナを拠点とするであろうプロチームやサポーターの皆さんの整備を求める声が,その後なかなか聞こえてこないというところも感じるところです。要するに令和6年2月に8万5,000人余りのアリーナ整備を求める署名をいただいて以降,熱が上がっているというよりは熱が冷めてきているのではないかという危惧を抱いてしまいます。
 ア,アリーナ整備についての市民の皆さんの受け止めや反応について,どのような認識をお持ちでしょうか。
 イ,これまで市としてアリーナ整備を進めるかどうか分からない状況であったため,市民の皆さんに対して正面を切っての説明をしてきていません。アリーナ整備を市として進めていく判断をしたということであれば,精力的に市民説明会など市民の方に賛否はともかく正しくこの事業を理解していただくための説明を尽くすべきと考えますが,いかがお考えでしょうか。
 ウ,御意見の中には,アリーナ整備事業はプロスポーツチームのためとか,プロチームの試合を楽しみたい人のため,あるいはコンサートを楽しみたい人など一部の人のための事業だと認識されているケースが少なからずあります。そういったことも大事な要素ではありますが,人口減少下での岡山市のまちづくりを展望したとき,中四国の結節点としての機能を充実強化し都市間競争に勝ち抜いていかなければならない,そのためにアリーナは必要な施設だと考えますし,当局もそうお考えなのであれば,この事業についてこれからの岡山市のまちづくりにどういう価値や意義を持つものなのかという視点での説明が必要ではないかと思います。この点については,どのようにお考えでしょうか。
 エ,事業手法をどうするかは重要なポイントです。アリーナの運営は高度な運営手腕が必要でしょうし,運営上の様々な工夫を最大限想定し,それを支えるハード整備も必要です。そうなるとBT+コンセッション方式がベストだと思いますが,この点については決定されていないと思います。事業手法については,どのようなプロセスで決定されるのでしょうか。
 オ,仮にアリーナの整備後にその後の運営が立ち行かなくなり,赤字が続き税金投入が無制限に続くような事態になるのではないかと心配する声を伺います。アリーナ整備の事業手法についてはこれからの検討課題だと思いますが,仮にコンセッション方式でアリーナ整備,運営を行った場合,先ほど述べたような事態になることはないのかどうか,この点について御説明ください。
 カ,仮にコンセッション方式の公募をかけても事業者の手が挙がらなかった場合,この事業はどうなるのでしょうか。御説明ください。
 キ,アリーナ整備による経済波及効果は,20年間で約2,800億円ということです。この経済波及効果は,市民生活にとってどういった効果や影響を生み出すものなのか,分かりやすく御説明ください。
 2番,インバウンド対応について。
 観光で我が国を訪れる外国人の方の人数は右肩上がりの状況であり,本市でも同様な傾向を示しています。市長所信では,宿泊税を含む新たな観光財源などについて検討を進める旨のお話があり,関連条例案と予算案が提案されています。本市では,外国人観光客向けに市内中心部の飲食店情報を掲載した多言語飲食店ガイドマップやムスリムフレンドリーを表示するピーチマークの作成に取り組んできた経緯がありますが,こうした事業の現在の運用についてお聞かせください。また,今後のインバウンド対応に係る事業の展開について御所見をお聞かせください。

 3番,企業立地推進事業について。
 本市は優れた広域拠点の特性を生かし製造工場や物流施設,企業の本社機能や中四国支店などの広域的営業拠点,IT・デジタルコンテンツ産業の誘致を実施してきました。近年,物流業界で2024年問題が注目され働き方改革が進んできましたが,問題となっているのが時間調整のトラックなどの待機です。納入先の企業等でトラック待機場所を設置している企業は少なく,待機場所を探す必要があり,ドライバーも大変苦慮しています。新しい産業団地などを設置する場合などは漏れなくトラックベイを設置すべきと考えますが,御所見をお聞かせください。
 4番,人材確保について。
 本市では市内企業への就職を促すことを目的として,市内に本社や事業所を持つ企業情報を収集したOKAYAMA COMPANY GUIDEを作成し大学生,短大,専門学校生の就職活動用資料として市内の企業のPRを実施してきました。一方で,高校生は各学校ごとに特定の企業を訪問するなどのアプローチをしており,それぞれの高校生が個人で希望する企業に行くチャンスが限定されることが想定されます。
 そこで,市内の高校で希望する各高校生個人が共同で企業を訪問するなどの機会を設定してはと考えますが,いかがでしょうか。御所見をお聞かせください。
 5番,就職氷河期世代への支援について。
 今後社会の中核を担うべき年代である就職氷河期世代が抱える経済的不安や将来への不透明感は,我が国の経済全体に負の影響を及ぼすものと考えます。令和8年度からは,国による新たな就職氷河期世代等支援プログラムがスタートします。就労・処遇改善,社会参加,高齢期への備えの3つの柱で就職氷河期世代を支援する内容となっており,地域の実情に応じた施策を展開できるよう自治体向けの交付金も創設される見込みになっています。本市ではこの間,個別相談,就職支援研修,合同企業説明会などによって159名が就職し,うち98名が正規雇用になるなど一定の成果を上げてこられたと認識しております。
 ア,本市では,今年度から就職氷河期世代を含む中高年層をはじめ幅広い世代を対象とする就職転職サポート事業を開始しています。この事業では,これまで実績のあった個別相談などの就職支援を行いつつ,求職者同士の交流会の実施やリスキリングを含む就職支援研修メニューの拡充など個人の状況に合わせた一貫型の伴走支援に取り組んでいるものと認識しております。ここまでの成果と課題,今後の取組についてお聞かせください。
 イ,産業観光局の事業として女性活躍,高齢者,自立支援などの就労支援を実施している本市の関係部署と協力しながら求職者のニーズに応じた支援窓口などを案内するための専用の総合案内窓口を開設していると認識しております。これらの窓口に寄せられるニーズは今後の取組における貴重な情報になるかと思いますが,窓口の利用状況とどのようなニーズが寄せられているのか,お聞かせいただきたいと思います。
 ウ,今年度,本市では市内企業の雇用に関する諸課題やニーズ把握を行い,その人材確保につなげるため,約1,500社に対し雇用状況や雇用形態などについてのアンケート調査を行うとしており,これらの調査結果を生かし新年度以降の就職氷河期世代を含む中高年層などへの就職支援に取り組んでいくものと認識しています。このアンケートに関する状況についてお聞かせください。
 大きな3番,子育て・教育について伺います。
 1番,給食調理場の熱中症対策について。
 本市では学校給食調理場再整備計画の策定に向けて取り組んでおられますが,温度や湿度の管理を適切に行う空調設備を整えた施設の再整備には長時間を要します。今年度は各調理場に移動式スポットクーラーが配備されましたが,夏場の気温は毎年過去最高を更新しており,ますます苛酷な環境になることは想像に難くありません。再整備までの当面の間の熱中症対策としてエアコン設置などの対応が必要と考えますが,御所見をお聞かせください。
 2番,困難を抱える子どもたちの支援と教育の充実について。
 発達障害や学習障害をはじめ様々な障害のある児童・生徒への支援や教育の充実,また不登校状態にある児童・生徒に対する支援や教育の充実,これをいかに進めていくか,これからの本市にとって非常に重要な課題だと私たちは考えています。これらの課題に対しては,これまでもそれぞれの所管で一生懸命取り組んでこられたことは十分承知しているつもりです。しかし,それでもなお子どもたちの置かれている状況の厳しさに対応できていないと言わざるを得ません。子どもの現実に対応が追いついていないと私たちは考えております。これまでの取組を充実させるという発想ではなく,子どもたちの現実を直視した上で取組の再構築が必要です。キーワードは教育委員会と岡山っ子育成局の連携だと,私たちは考えています。
 以下お尋ねいたします。
 ア,まず先ほど述べた点について,教育委員会と岡山っ子育成局の認識と御所見をそれぞれ伺いたいと思います。
 イ,様々な障害のある児童・生徒への支援や教育の充実と不登校状態にある児童・生徒に対する支援や教育の充実に向け,それぞれ来年度どのような取組を展開されるおつもりでしょうか。教育委員会と岡山っ子育成局,それぞれから御説明いただきたいと思います。
 ウ,あわせて教育委員会と岡山っ子育成局の連携では,具体的にどういった取組を進めていかれるのか,御説明ください。
 3番,就学前教育・保育について。
 保育園などの待機児童解消について待機児童ゼロを達成するなど,この間の取組について大いに評価しています。今後は質的な向上を目標とし,取組が進められるものと考えています。
 ア,その中できょうだい関係の入園,きょうだいで同じ保育園に入園させたいという当たり前のニーズへの対応が喫緊の課題だと思います。このことについて現状はどのような状況か,またこの問題に対し今後どのようにされるのか,御説明をお願いいたします。
 イ,障害のある子どもの入園について,入園児定数内の場合,保護者の意向は尊重されているのでしょうか。現状をお示しください。
 大きな4番,健康,福祉,環境について伺います。
 1番,点字ブロックについて。
 本市にある安全交通試験研究センターの初代理事長である三宅精一氏によって点字ブロックが考案され,今年で60年となりました。点字ブロックの日には,岡山城のライトアップ,プロスポーツチームの市民デーなどでは点字ブロックの普及啓発活動などにも取り組んできました。また,操山中学校の生徒の皆さんが学区内の通学路における点字ブロックの調査を行い,補修等が必要な箇所の修繕を提案してくれたりと行政,民間,地域がそれぞれの視点から行動しています。そして,表町商店街の一部で新たに点字ブロックの整備が今年度予定されております。全国の自治体では,これまでの点字ブロックに加えて,情報のバリアフリー化とより分かりやすい歩行環境の実現のためコード化点字ブロックの整備も進んでいます。このコード化点字ブロックの有用性について,改めてお尋ねいたします。また,今後の導入についての御所見をお聞かせください。
 2番,プラスチック再資源化についてなどの循環型社会の構築について伺います。
 本市では,プラスチック資源循環促進法に基づき2024年3月から家庭から出るプラスチックの分別回収を開始しリサイクルを始めています。回収されたプラスチックは市内の回収事業者により選別,圧縮,梱包され市内のリサイクル事業者に引き渡され,新たな製品の材料として出荷されるなど再資源化を進めています。
 ア,消費者自身の分別意識の向上や海洋ごみ問題への理解促進をより一層図り,循環型社会の構築に向けた取組を進めることが重要だと考えますが,これまでの取組と課題,今後の計画についてお示しください。
 イ,プラスチックごみ削減にもつながるリユース推進活動の現状と今後の取組についてお示しください。
 3番,脱炭素への取組について。
 ア,現在本市では再生可能エネルギーの活用など,様々な個人や企業に対して脱炭素に向けたメニューを取りそろえて地球環境負荷の低減に取り組まれておりますが,現状と課題,今後の取組についてお示しください。
 イ,県内の自治体では,職員のクールビズ,ウオームビズを含む快適な服装での勤務を通年で実施する,または試行する動きが広がっており,気温や体調に応じて職員が服装を選択できるようになっています。これらの取組は温暖化対策への貢献と働きやすい職場環境づくりを両立することにつながると考えますが,本市での導入についてのお考えをお聞かせください。
 ウ,岡山市ゼロカーボン研究会の現状と課題,今後の取組についてお示しください。あわせてこの研究会の取組において成果があればお聞かせいただきたいと思います。
 大きな5番,市民生活,市民協働,国際交流について伺います。
 1番,ユネスコ創造都市ネットワークについて。
 本市は,令和5年に我が国で初めてユネスコ創造都市ネットワーク・文学分野に認定されました。出版業界,文学関係者からは大変な注目を集めている状況だと聞いています。認定後,どのような特色ある活動を行ってきたのか,お聞かせください。あわせて今後の取組の計画についてもお聞かせください。
 2番,空き家対策について。
 空き家の問題は全国的な課題となっており,住環境の悪化,防災面からも対策を強化していく必要があります。本市の調査によれば,空き家総数は増えており,中でも状態のいい空き家が増加が著しい状況と伺っています。また,状態の悪い空き家は減少しているものの,いまだ存在していることも事実です。この間も空き家改修費や家財処分などの助成を行っており,一定の効果は現れていると思われますが,今後人口減少,核家族化の進行でますます空き家が増加していくことは明らかであり,その利活用が大きな課題となります。とりわけ昭和40年代から昭和50年代に開発された住宅団地などでは代替わりの状態にあり,この機を逃すことがないように市街化区域の空き家の利活用を促す仕組みや事業が必要ではないかと考えますが,今後の空き家対策についての御所見をお聞かせください。
 3番,国際友好交流都市について。
 現在,本市は6つの都市と2つの地域との友好交流を行っています。一番直近で締結したグアム準州でも,平成22年締結と15年前となります。友好都市との交流は,文化交流や国際親善の推進のみならず相互の文化や資源を生かした観光プロモーションを通して観光客誘致や地域経済の活性化を促すという大きな意義もあります。今後の新たな友好交流都市の締結への展望について御所見をお聞かせください。
 4番,消費者教育について。
 ア,本市はグローバルRCE会議などの様々な国際会議が開催されるように,この間ESDの推進やSDGsの達成に向けた取組が世界からも評価される自治体です。これらの取組に資するエシカル消費は,持続可能な社会を目指す新しいライフスタイルとして注目されており,「市民のひろば おかやま」の今月号でも特集されています。人や社会に配慮した商品の購入,環境負荷が少ない商品の購入,マイボトルやマイバッグ,節電や省エネなど様々な取組の視点があるかと思いますが,今年度の本市のエシカル消費の実践に関する事業の成果と今後の計画についてお聞かせください。
 イ,本市は全国の自治体に先駆けて消費者教育推進計画にカスタマーハラスメントについての啓発を位置づけ,消費者をカスハラなどの加害者にしないための取組を進めてきました。市内の大学への出前講座,高校生と連携した啓発CMの発信など未来の消費者に対するアプローチを実施してきました。今後は公民館での出前講座など世代を超えた啓発事業を実施していただきたいと思いますし,教育委員会等とも連携して子どもたちに対しても社会の生活基盤を支える働く人たちが傷つくことがないように思いやりを持った消費行動を取ることができるような消費者として成長するための啓発にも力を入れていただきたいと思います。今後の消費者教育におけるカスハラ対策,啓発についてどのような取組をお考えか,御所見をお聞かせください。
 最後に大きな6番,総務,防災,危機管理について伺います。
 1番,避難所について。
 ア,大規模な被害が想定されている南海トラフ巨大地震が発生した場合,市域の大部分で震度5強以上,岡山平野部では最大で震度6強の揺れが想定されており,スピード感を持って建築物の耐震化を進めていく必要があります。あわせて災害時の救急活動や緊急物資の輸送ルートを確保するため,橋梁の耐震化や老朽化している道路の適切な維持管理を計画的に実施していくとともに,沿道の建築物の耐震化を進めていく必要があります。緊急輸送道路ネットワーク計画に基づく整備の状況や,その進捗率についてお聞かせください。
 イ,また,集中備蓄倉庫などに備蓄している備蓄品が届かないケースが想定されます。避難所の備蓄品はどの程度の人数,日数に対する備蓄となっているのでしょうか。また,不足した場合の供給手段についてもお聞かせください。南海トラフ巨大地震は,近い将来必ず発生するとの認識の下,道路の復旧や備蓄の供給手段確保に加え,事前復興計画の策定を含めた災害時の対応について万全の準備を整えていただきますように,この際お願い申し上げます。
 2番は,削除いたします。
 3番,津波避難場所について。
 ア,大規模な被害が想定されている南海トラフ巨大地震が発生した場合,本市の南部の地域で津波が来た際,避難が可能となる場所はどの程度あるのでしょうか。
 イ,また,津波ハザードマップには本市の南部の地域の公民館,コミュニティハウスについて避難場所としては不可となっています。不可とした理由についてお聞かせください。
 以上で1回目の質問終わります。(拍手)
○田口裕士議長  質問の途中でありますが,しばらく休憩いたします。
      午前10時28分休憩
     ~~~~~~~~~~~~~
      午前10時40分開議
○田口裕士議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 当局の答弁を求めます。
     〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長  皆さんおはようございます。
 それでは,おかやま創政会を代表されての高橋雄大議員の質問にお答えいたします。
 まずは,市長政治姿勢の選挙戦を振り返って,向こう4年間の市政の展望であります。
 昨日も自民,公明の質問にお答えいたしましたが,私は今までの12年間まちづくり,子育て,そして福祉,産業,交通等々様々な面に積極的に取り組んできて現在中四国を代表する都市に本当にふさわしくなってきたと自負しているところであります。次の4年間も懸命に仕事し,岡山市がさらなる成長を遂げるために中四国の結節点である中枢中核都市という岡山市の強みを最大限生かした施策を展開していきたいと思います。
 幸福度ランキングは指定都市で14位から7位になったという,これは日本総研の数字でありますが,実は先日,森記念財団が同じように都市評価しているんですけれども,責任者ないしは責任者に近い方々が来られました。そこでも,やはり岡山市の評価というのはおっしゃっていて,数字的にもランクを上げているということを言われておりました。
 一方で,今日ここにはいないんですけど,松岡保健所長と話をしていると,やっぱり健康寿命って岡山必ずしも高くないんです。例えば隣の広島,福岡,こういったところは高いんです。なぜなんだろうということを今申し上げた松岡さんと話をしていました。これ松岡さんいわく,──彼は公衆衛生をやっていますから非常にこの面では信頼性があると思うんですけれども──一つのポイントは健康にあまり熱心じゃない人をどうやって健康づくりに参加してもらうかということだとおっしゃっていました。これはもう様々な世界があると思いますが,今回もアリーナの議論が多いんでスポーツの話をしますと,やはり広島市ってカープがあるんです。そして,あの商店街を歩かれた方は多いと思いますが,もうカープの宣伝ばっかりやっています。でも,そういうのが意識の中に非常に強くあり,カープの応援のために球場に行く,そういったことになっていく,こういう思慮も私が選挙戦で言ったわくわく感に通じている話であります。我々としては今のわくわく感の要素を高めていくことなどによって,住み続けることに誇りを持てるような,そういうまちにしていきたいなと思っております。市民誰もが魅力を感じ,人の心が自然と弾むまちづくりを進めていきたいと思います。
 物価高騰対策でありますが,物価高騰対策への対応は喫緊の課題だと思っております。今それぞれ幾つかの自治体が何をやっていくかということを発表しております。我々人口70万人というのは結構大きな組織なんで,そういう中で様々な事務コストもあります。そういったことにも相当気を配らないとならないということですが,この補正に追加上程できるように,効果的な支援ができるように今検討しております。ちょうどこういう議会中ではありますけれども,財政政策を中心として日々検討させていただくところであります。
 何がポイントかというところで,今1つだけ挙げるとするとやはり食料品を含む物価高騰への支援ということだろうと思います。そこはポイントを外さずにやっていかなければならない。引き続き必要とされる施策を講じていく,これ今議会だけでの追加上程では多分そこまで全部間に合う形にはならないと思いますんで,2月の上程も含めた議論をさせていただければと思います。
 次に,特別自治市のメリットや実現に向けての取組,今回政府のほうで維新が入ったことによって副首都構想の議論が出ております。そういう中で,今の自治体というか,地方をどう見ていくのかということが議論されてくる,今も時々発言などがありますけれども,そういう機会だろうと思っております。我々としてこの特別自治市,特別市をずっと推進しているのはなぜかというところのポイントなんですけれども,これはやっぱり国民全体をより幸せにしていくという視点で物を考えているところであります。
 御存じのように,1871年廃藩置県が実施されました。私の手元にある最も古い資料は明治21年ですが,もうそのとき都道府県は47であります。そのときの市町村数は7万1,314であります。現在の令和7年は市町村数は1,718,7万1,000が1,700になっている。こう変化がある中で,今のままが本当にいいのかということが私はポイントなんだろうと思います。
 皆さん方,昨日の代表質問,これから3会派の代表質問,一般質問があります。いろいろとした答弁,再質問でも答弁,うちのここのスタッフはみんなきちっと答えられていく,能力持っている。政令市ですから確かに都道府県との権限は相当数我々のところに来ていることは事実ですが,ただやっぱり二重行政であることは間違いない。意識としての二重行政もある。そこはもう変えてもいいんじゃないかと。この岡山市民は,税配分は変えていかなきゃいけないですが,そこ二重行政から離れたほうがより動きやすくなってくるという面があるんではないか。
 もう一つ,例えば小さな市町村,彼らだけでは動けないというところはあります。そういったところは県がどんどん入っていっていただいてやっていく,そういったものが私は全体の国民を幸せにするんではないかと。また,例えばじゃ,岡山市は何もやらないのかということではないと思います。今も連携中枢都市圏などを使って支援させていただいているところでありますが,これからもやっていかなきゃならないし,例えば後で出てくるアリーナだって全市町村から応援してもらっています。これは行政として何かがあるということではないんですけれども,やはり我々が造る施設を皆さんに利用してもらうということもあるんじゃないかなと思っております。
 今言ったように廃藩置県,明治の元勲たちがやった廃藩置県からものは変わっていないわけですから,これ指定都市市長会で報告書を取りまとめたというのはそのとおりですが,地方制度調査会で議論してもらう点もありがたいことではあるんですが,もう少し大きなうねりが必要になってくるんじゃないかなと思います。ぜひ市議会の皆さん方も,党派を超えて議論いただければと思います。
 次に,アリーナ整備でありますが,アリーナ整備はまちづくりにどういう価値や意義を持つものなのか,高橋雄大議員のおっしゃるように我々説明しているつもりではあるんですが,どうもアリーナ本体の議論ばかりが世の中に出て,もう一個があるじゃないかとか,そんな話になっているという気もしないではない,そういう面では内心じくじたるところはございます。アリーナ整備によって市民がどう感じていただけるのかというのは,もう昨日も何度もお話を申し上げました。
 まちづくり,これ昨日数字を申し上げましたけども,ハレノワができただけで表町が大きく変わっています。そして,岡山駅に多くの人が集まっていて,それが1点集中だと言ったのがハレまち通りなどを使って回遊していく,昨日の答弁でも言いましたように路面電車の延伸環状化の議論も進めていく,こうまちが変わっていきます。
 アリーナ,今20年間で2,800億円という経済波及効果あります。これは当然北長瀬地区は変わってきます。今問屋町も多くの人が来られています。公園もお子さん連れが,特にちっちゃなお子さん連れが多く来て遊んでおられます。そういう様相もやっぱり次第と変わっていく,いいところは残しながらどんどんプラスになる効果を生むような努力をこれからしていかなければならないなと思っております。
 確かにアリーナをやろうと言ってからサッカースタジアムの話が出たところもあって,サッカーの動きが急だというのはもうそのとおりだと思いますけれども,我々としてはアリーナがもたらす効果などをPRするための動画を作成し啓発を行っております。
 皆さん御覧になっていますか,これ驚いたのはユーチューブで動画を出していますけど,1か月ちょっとで6万回を超える再生回数になっています。随分理解も進んでいっているんではないかと思いますが,ただ昨日申し上げたように連合町内会長の中でも,アリーナ2つの話がまた出ていました。まだまだ誤解されている方がおられます。ぜひ徹底していきたいと思います。
 最後,空き家対策であります。
 空き家対策というのは,大きな社会問題だと私は思っております。岡山市で10年間,約4,400棟増加して現在は約1万3,000棟の空き家が市内全域にございます。14.5%,政令市の中では4番目に高い状況になっております。高齢者のみの世帯は年々増加しております。亡くなる方,また施設入所などを契機に住宅が利用されずそのまま放置されている可能性が高い状況であります。空き家の種類,2種類あります。1つは著しく保安上危険な状態のいわゆる特定空家と称するものですが,これは様々なインセンティブ,また担当者などの努力もあってこの10年間で765棟から240棟と525棟減っています。まだ240棟あることはあるんですけど。一方で,ここがもう最大の問題と言っていいんですけど,比較的状態のよい空き家が2,629棟から1万1,176棟と8,547棟増加しております。これだけあるというのは今江田さんがうなずいているように,各地区で活動されている皆さん方の周辺にも多分多くの空き家があるんではないかなと思っています。これをどうするかというのは真剣に考えていかなければならない。
 では,2つの場合分けした最初の状態の悪い空き家からいいますと,これは例えば代執行の円滑化,また所有者不明の空き家等に対応する財産管理制度など,こういう特定空家の除却や管理不全な空き家の解消に向けた法改正が令和5年に行われております。岡山2区から出た山下議員などは,これに相当力を入れてメンバーとしてやっていただいたと聞いております。これらの法的措置や新たな制度を私は積極的に使っていくということで,状態の悪い空き家解消を図りたいと思います。
 次に,大きく増進している比較的状態のよい空き家については,利活用促進につながる取組が重要であります。皆さんはインスペクションという言葉は御存じでしょうか。これは中古住宅の状況調査であります。アメリカなどは,このインスペクション制度がすごい発達しております。東京では,やはりなかなか新たな住宅というものの流通というか進捗が難しいという面もあって,このインスペクションはある程度やられているということでありますが,岡山市では普及しておりません。その諸事情も分からないではないんですが,でもこれだけの空き家が出てきているわけでありますから,やはりこの制度を広く普及させることが重要であります。不動産業界など関係団体等とも協議,連携しながらインスペクション制度の普及に向けて取り組んでいく必要があると思います。いずれにせよ,今日本の空き家問題は大きな問題でありますが,その中でも岡山,この空き家問題というのは深刻であります。空き家対策には,しっかりと取り組んでいきたいと思います。
 私からは以上です。


◎岩田修スポーツ文化局長  大きい2番,経済,産業観光,まちづくりの中のアリーナ整備について市長答弁以外,順次お答えします。
 まず,市民の受け止めや反応についての認識,それからまた正しく理解いただくための説明を尽くすべきと考えるがについて一括してお答えします。
 これまでも基本計画の策定,追加調査,アリーナ整備検討会議,そして市議会での議論を通じてプロ,アマスポーツの現状やアリーナ整備の意義や効果など説明を行ってまいりましたが,このアリーナ整備事業の意義や趣旨がまだまだ多くの方に理解していただけていない部分もあると認識しております。現在,アリーナと体育館の違いやその必要性,アリーナ整備がもたらす効果などを分かりやすく説明するための動画を作成し啓発を行っているところです。今後は動画によるPRに加え,地元説明会やワークショップなどを開催することで丁寧な説明と情報発信を行い本事業に理解いただけるよう努めてまいります。
 続いて,事業手法はどのようなプロセスで決定されるのかについてです。
 事業手法については様々な手法について検討する中で,BT+コンセッション方式が民間ノウハウを最大限活用できるとの結果になっています。今後本市の公共施設等マネジメント推進委員会において決定していくこととなります。
 続きまして,運営が立ち行かなくなった場合,税金投入されるのか,また事業者の手が挙がらなかった場合はどうなるのかについて一括してお答えします。
 アリーナの運営については独立採算での運営を前提としており,管理運営に関し本市からの支出は想定しておりません。また,本事業の手法としてBT+コンセッション方式を考えており,設計,施工,運営まで一括発注することになりますが,既に複数の事業者から参画へ前向きな検討しているとの話も聞いておりますので,手が挙がらないとは考えておりません。もし応札がなかった場合,条件の見直し等を検討し事業実施に向けて調整してまいります。
 この項最後です。経済波及効果は,市民生活にどういった効果や影響を生み出すものかについてです。
 公明党を代表されての平元議員にお答えしたとおりです。
 以上です。


◎木内啓子産業観光局長  同じ項,インバウンドへの対応についてお答えします。
 多言語飲食店ガイドマップやピーチマークの現在の運用と今後のインバウンド対応に係る事業展開についてのお尋ねです。
 本市では,これまで岡山独自の認定基準であるピーチマークの普及を図っており,令和6年度末で市内飲食施設38件を認定しています。認定を受けている店舗には年2回サービス内容などの確認のためアドバイザーが訪問しており,ムスリムの方が安心して食事ができる店舗づくりを進めています。また,外国人観光客向け飲食店マップでは,ウェブサイトにてピーチマーク認定店やベジタリアン対応の店舗を含め,市内中心部約100店舗掲載するなど情報発信も行っております。日本文化や伝統を体験したいと考える外国人観光客が増える中,こうした食に関する事業を継続するとともに魅力的な観光コンテンツの造成や発信を図ることで,さらなるインバウンド誘客を進めてまいりたいと考えております。

 以上です。


◎林原瑞気産業観光局産業政策担当局長  同じ項,(3)企業立地推進事業について,新しい産業団地等を設置する場合などにはトラックベイを設置すべきと考えるが所見をについてお答えいたします。
 物流の2024年問題に関し,昨年5月の物流効率化法の改正に伴い,荷待ち時間や荷役時間の短縮等が荷主や物流事業者の努力義務として課され,そこでは予約受付システムの導入やパレット標準化等の具体的な取組内容が示されており,本年度から施行されております。
 本市では,地域未来投資促進法等を活用した工場や物流施設等の立地を推進しているところであり,開発事業者と事前協議を進める中で具体の事業計画に応じ物流効率化法に示されている予約受付システムの導入や開発敷地内へのトラック待機スペースの確保,トラックベイの設置など企業の物流効率化に向けた取組に関して周知に努めてまいります。
 続きまして,(4)人材確保について,高校生が企業を訪問するなどの機会の必要性についてお答えいたします。
 本市では,市内企業の魅力を発信するため,OKAYAMA COMPANY GUIDEを作成し大学,専門学校をはじめ市内の中学校や高校へも冊子を配布しており,学生や生徒の進路選択等の資料として活用していただいているところです。また,高校生の地元愛着心の醸成や地元就職等につなげることを目的に県が設置する人口減少対策に関する協議会に本市も参加しており,ここでは今年度から高校が希望する地元企業を招き生徒と企業が交流する出張講義を始めたところです。引き続き高校生に対しての地元企業の魅力発信に努めるとともに,高校生が企業について知り,出会う機会の創出について研究してまいります。
 続きまして,就職氷河期世代への支援について,まず就職・転職サポート事業の成果と課題,今後の取組についてお答えいたします。
 本年7月から開始した就職・転職サポート事業の11月末現在の実績は,総合案内窓口で随時個別相談を受けているほか,リスキリング講座は延べ84人,就活サポート講座は延べ60人の方に受講いただいております。また,地元企業で働く先輩社員や企業の人事担当者との座談会には延べ14人が参加,合同企業説明会には65人の参加がありました。本事業に参加した方へのアンケート結果における満足度は高いことから,より一層多くの方に本事業を知ってもらい参加していただくことが課題と感じており,引き続き積極的な事業周知に努めてまいります。
 総合案内窓口の利用状況と,どのようなニーズがあるのかについてお答えいたします。
 案内窓口の利用状況ですが,11月末現在で個別相談の申込者は75人,相談回数は延べ124回であり,20代から60代と幅広い年代の方から相談がありました。また,そのうち関係部署からの紹介で本窓口を利用された方は8名おられ,関係部署との連携も図られているところです。本窓口に寄せられた相談内容は,就職,転職活動の進め方や将来のキャリア,働き方の相談,仕事と家庭の両立の相談など多岐にわたっており,相談内容に応じて講座や職場見学などの支援メニューを御案内しております。引き続き利用者に対して丁寧な対応に努めるとともに,関係部署との連携を図ってまいりたいと考えております。
 最後に,雇用状況等についてのアンケート調査の状況についてお答えいたします。
 本市では企業の雇用状況や人材確保に関する考え,課題を聞き今後の施策立案の基礎資料とするため,岡山市内に本社を置く企業1,500社を対象にアンケート調査を行いました。そのうち380社から回答があり,回答率は25.3%となっております。本調査でいただいた御意見の中には,人材が不足しているが求人募集しても応募がない,合同企業説明会など求職者に対する企業アピールの機会の増加などを求める声が多くありました。現在調査結果を基に課題等を分析しており,その結果を基に今後の雇用対策の検討に活用してまいります。
 以上です。


◎榎並義忠岡山っ子育成局長  3番,子育て・教育の項に順次お答えします。
 まず,困難を抱える子どもたちの支援と教育の充実について,現実を直視した取組の再構築が必要では,来年度の取組,教育委員会との連携について一括してお答えします。
 発達障害者支援センターでの発達相談のうち,小学生年齢の子どもの割合は16.8%を占めています。就学後に保護者が発達障害に気づき不安を抱えて相談に来られており,丁寧な相談支援に努めているところです。現在,学校とは必要に応じて個別のケースの連絡調整を行っていますが,来年度はより緊密な連携を図るための仕組みづくりについて教育委員会と協議してまいります。
 次に,不登校については主に発達障害や貧困,虐待などの側面から支援を行ってきたところですが,不登校の児童・生徒数が増加している中でさらなる支援が必要と考えております。来年度は教育委員会と連携し,子どもや家庭の実態把握を行い必要な支援を検討してまいりたいと考えております。
 次に,就学前教育,保育について,きょうだいの同園入園の状況と対策についてです。
 令和7年4月1日時点できょうだいが同時に認可保育施設を利用している世帯は3,618世帯であり,そのうち同じ園に入園している世帯の割合は95.5%となっております。令和7年度からきょうだいがより同じ園に入園しやすくなるよう入園に際しての加点を増やすとともに,退園せずに転園申込みができるよう制度の改善を行ったところです。
 次に,障害のある子どもの入園について,保護者の意向は尊重されているのかについてです。
 障害の程度により,より適した園を紹介することはありますが,保護者の意向によって申込みしていただき入園調整を行っております。入園申込みに際しての保護者の不安や問合せに対しては,保育コンシェルジュが丁寧に相談に応じ寄り添った支援を行っているところです。
 以上です。


◎三宅泰司教育長  同じ項,給食調理場の熱中症対策について,エアコン設置などの対応が必要と考えるが所見をとのお尋ねです。
 学校給食調理場の熱中症対策については,スポットクーラーの活用や洗浄作業時の軽装化など様々な対策を講じているところです。一方で,近年の猛暑の影響により,これまで以上の対策が喫緊の課題であると認識しており,どのような暑さ対策を講じられるか,各調理場の状況に応じた改善策について危機感を持って検討してまいりたいと思います。
 次に,困難を抱える子どもたちの支援と教育の充実についてのうち,子どもたちの現実を直視した取組の再構築が必要では,そして来年度の取組内容はについてです。
 これまで教育委員会と岡山っ子育成局は障害のある子どもについてケース会を開催するなど連携して支援に取り組んでまいりましたが,入学後の学校生活において困難を感じる子どももいることから早期から一貫した支援体制の構築が必要と考えています。そのため,来年度就学前や関係機関での支援を学校での支援に反映できるよう個別の支援計画等の様式の見直しを行ってまいります。
 次に,不登校については要因,背景が多岐にわたることから学校教育だけでは支援が届かない児童・生徒もいることに課題認識を持ち,今後岡山っ子育成局と連携して実態把握に取り組むこととあわせて,専任の教員を配置した校内支援教室の拡充と南区に中学生対象の児童生徒支援教室の開設を検討してまいります。
 以上です。


◎中原貴美総務局長  大きな4番,健康,福祉,環境の項,脱炭素への取組についてのうち,本市での働きやすい服装での勤務についてです。
 近年,猛暑とも酷暑とも呼ばれる夏の暑さですが,今年の市役所のクールビズは5月1日から10月31日まで,そして11月1日から始まったウオームビズは来年3月31日までの期間となっています。実態としては,既に年間を通じて働きやすい快適な服装での勤務を認めており,定着もしてきているものと考えております。
 なお,地球温暖化対策と働きやすい職場環境づくりの観点から,先日も幹部職員に向けてTPOを踏まえながら働きやすい服装で勤務してもらうことについて職場への周知をお願いしたところです。
 以上です。
◎西謙一保健福祉局長  同じ項,点字ブロックについて,コード化点字ブロックの有用性,今後の導入についてです。
 コード化点字ブロックは,現在地や進行先の情報を音声で提供することができるため,視覚障害者の情報取得や移動の利便性の向上に有効な手段の一つと認識しております。
 今後の導入についてですが,施設管理者が設置場所の状況等に応じて導入を判断するものではありますが,障害者の利便性に資する新しい技術を取り入れたツールについては引き続き情報収集してまいりたいと考えております。
 以上です。


◎板野利泰環境局長  同じ項,プラスチックの再資源化について,まず循環型社会の構築に向けた取組と課題,今後の計画についてです。
 循環型社会の構築に向けた取組としては,プラスチック資源の分別回収のほか,市広報紙やホームページ,SNSを活用した情報発信に加え,出前講座やごみスクール等による環境教育を通じてごみの分別方法や海洋ごみ問題を分かりやすく周知してまいりました。
 一方で,課題としては,分別ルールの理解に個人差があることや誤った排出が一部で生じていることに加え,海洋ごみ問題に対する市民の関心度に差があることなどが挙げられます。今後については,出前講座の充実や動画を使った分かりやすい情報発信のさらなる強化等により市民の分別意識向上を図るとともに,海洋ごみ対策に関する啓発を一層推進するなど循環型社会の実現に向けて取り組んでまいります。
 次に,リユース推進活動の現状と今後の取組についてです。
 本市におけるリユース推進については,不用品の譲渡ができるウェブサイトを運営する事業者などと連携し,まだ使用できる物の再利用を推進しています。また,東部リユースぷらざ等においても,不要となったものを提供品として受け入れ無料での持ち帰りや抽せんによる販売等を行い,ごみの削減に取り組んでいるところです。引き続き市民のリユースを推進するため,さらなる利便性向上に努めてまいります。
 続きまして,脱炭素への取組についてです。
 まず,脱炭素に向けた取組の現状と課題,今後の取組についてです。
 現在策定を進めている次期地球温暖化対策実行計画案では,市域における温室効果ガスの排出量は直近の2022年度暫定値で520万4,000トンとなっており,基準年度である2013年度と比べ20.7%削減しております。今後2030年度で46%,2035年度で60%と国と同等の削減目標を設定していますが,現状のペースではこの削減目標は達成が難しいと予測され,より一層の取組が必要な状況となっております。
 こうした状況を踏まえ,今後再生可能エネルギーの導入促進や省エネルギーの推進等を効果的に進めていくための基盤づくりが重要と考え,2030年度までは市民,事業者の行動変容の促進とそれを牽引する市の率先行動に特に重点的に取り組んでいくこととしております。
 この項最後に,ゼロカーボン研究会の現状と課題,今後の取組,またその成果についてです。
 ゼロカーボン研究会は,脱炭素に向けた具体的な取組について研究することを目的に開催しており,これまで岡山市のPPAによる太陽光発電設備の導入をはじめ岡山連携中枢都市圏におけるZEH普及啓発事業といった共同事業の創出などの成果につながっています。今年度は事業者の行動変容を促すため事業者を対象とした脱炭素の取組に関する内容で開催しましたが参加者が毎回定員に達していなかったことから,今後多くの事業者に関心を持って御参加いただき具体的な行動変容につながるものにしていけるよう,より関心の高いテーマや内容にしていきたいと考えております。
 以上です。


◎福田広志市民協働局長  5番,市民生活,市民協働,国際交流の項,(3)国際友好交流都市についてです。
 近年の外国の都市との交流では,友好交流都市という位置づけではありませんが,令和5年12月にベトナム社会主義共和国のロンアン省との間で相互協力に関する共同声明に署名し,主に経済分野での交流を進めています。
 新たな友好交流都市の締結への展望については,公明党を代表されての平元議員に御答弁したとおりです。
 次に,エシカル消費の実践に関する事業の成果と今後の計画についてです。
 エシカル消費については,地域や学校等での出前講座や消費者月間でのパネル展などの啓発を行うとともに,今年度は広くエシカル消費を知ってもらうために新聞紙面広告や広報紙の特集ページによる啓発を行うことによりエシカル消費への理解が少しずつ深まりつつあると考えております。今後についても,多くの市民の方にエシカル消費の理解と実践の定着を図るため,市ホームページ,広報紙,出前講座等,機会を捉えて啓発を行ってまいります。
 次に,今後のカスハラ対策,啓発の取組についてです。
 多くの市民の方にカスハラ防止への理解を図るため,今まで実施してきた地域や学校等での出前講座やイベント等での啓発をより一層行っていくこととしております。また,今後新たに新聞紙面広告やポスター,リーフレットの作成,配布を行うなど幅広い年代に対して周知できるよう様々な機会を捉え啓発を行う予定としております。
 以上です。


◎岩田修スポーツ文化局長  同じ項,(1)ユネスコ創造都市ネットワークについて,認定後どのような活動を行ってきたか,また今後の取組についてです。
 ユネスコ創造都市ネットワーク・文学分野加盟後の特色のある取組として,著名作家による風景描写を学ぶワークショップや岡山市出身の児童文学作家坪田譲治の作品集の発刊,坪田作品を小学生にも触れてもらう機会の創出などを実施してまいりました。また,今後は来年2月にユネスコ創造都市ネットワーク国際会議を開催するほか,令和9年11月にユネスコ創造都市ネットワーク・文学分野サブネットワーク会議を開催します。これからも市民と一体となった文学による心豊かなまちづくりの推進とユネスコ創造都市としての岡山市のプレゼンスの向上に努めてまいります。
 以上です。


◎嶋村真二危機管理監  6番,総務,防災,危機管理の項,(1)避難所について,イ,避難所の備蓄量及び不足時の供給手段についてお答えします。
 避難所となる小・中学校,公民館に保管している備蓄物資は,各施設の規模により差はございますが,おおむね100人程度の避難者が3日間生活できる量を備蓄しております。集中備蓄倉庫は市内各所へ分散配置しておりますので,物資が不足する場合などには配送可能な倉庫から避難所へ物資を届けるほか,物資供給協定を締結している民間事業者に不足物資の提供を依頼することとしています。
 続きまして,津波避難場所について,ア,避難が可能となる場所,イ,南部の公民館,コミュニティハウスが避難不可になっている理由について,あわせてお答えします。
 津波災害では津波浸水想定区域外に避難することが基本ですが,やむを得ず逃げ遅れた際に避難可能となる場所としては小・中学校の校舎や協定を締結している民間施設など津波避難ビルとして56か所ございます。津波浸水想定区域内で避難場所として不可としているものは,想定される浸水の深さより高いところに避難スペースがないことなどの理由によるものでございます。
 以上です。


◎今井洋孫都市整備局長  同じ項,(1)避難所についてのうち,緊急輸送道路ネットワーク計画に基づく橋梁の耐震化及び沿道建築物の耐震化状況とその進捗についてお答えします。
 岡山市では,緊急輸送道路上にある橋梁のうち,災害時に落橋などの被害があった場合に復旧に時間を要し救急活動や物資の輸送に大きな影響が考えられる長さ15メートル以上の橋梁105橋を対象に耐震補強を進めています。対象橋梁のうち,令和7年3月末時点で地震による損傷が落橋,倒壊など致命的にならない性能を確保できる割合は約91%となっていますが,現在は地震による損傷が軽微なものにとどまり橋として速やかに機能する性能を確保できる耐震補強を進めており,その割合は約52%となっております。また,緊急輸送道路のうち,市内の主要な防災拠点等を連絡する避難路に接し倒壊した際に道路の半分以上を塞ぐ高さを有する建築物の耐震化率は,令和7年3月末時点で約93%となっております。
 以上です。
     〔35番高橋雄大議員登壇〕
◆35番(高橋雄大議員)  御答弁ありがとうございました。
 まず,アリーナなんですけれども,昨日の御答弁でもありました。ポテンシャルのあるまちからポテンシャルを生かしたまちづくりができるかどうか。そういう意味ではこの事業本当に大きな試金石になるんだろうと思いますし,私たちは現時点でこの事業はまちの未来に必要な事業だと考えております。
 ただ一方で,これだけ注目されるこういう大きな事業ですから,市民理解の相当な醸成は不可欠だと考えています。そのためにしっかり説明していくということなんですけれども,それは当然単なる情報提供とか形式的な意見聴取といったところにとどまることなく,相当程度の信頼と納得というか,共感というか,そういうようなものが得られるまでの合意形成のプロセスというものが私たちは必要だと思っています。昨日は財政面で十分に対応できるものだという御説明もありました。収益がちゃんと十分見込める事業手法を選択しますよと,なぜこのまちの未来に欠かすことができない事業なのかということ,こういったことの説明はもちろんなんですけれども,市民の皆さんが思っている疑問とか不安に対しての説明をきちんと双方向でのコミュニケーションで実施する,そういう必要もあるんじゃないかなと思っています。説明に関しては,特定の地域を対象にしたものではなく,地元説明会という言葉からイメージされるようなものではなくて,言葉のニュアンスはいろいろあるとは思うんですけれども,より対象を広げた,手法についてもしっかり考慮した市民説明会というか,しっかりとした市民説明が必要であると思います。いま一度市民理解を得るための合意形成のプロセスをどうつくっていかれるのか,誰に対してどういう説明をどういう手法で実践していくのか,まだ詳細は結構ですけれども,もう一歩踏み込んでそのあたりの大きな考え方をお尋ねしたいと思います。
 そして,財政面での影響については,昨日詳しく御説明がありました。今現在の既存の事業費に基づけば十分対応できるということは分かりました。
 ただ,仮定の話で恐縮なんですけれども,今後資材とか人件費の高騰で大幅に事業費を見直さなければいけなくなったよという場合に,事業手法によっては事業体の方々との協議という部分はあると思うんですけれども,どこかで立ち止まるというか,線引きする事業費というところもその後の財政面を考慮して想定しておく必要があるんではないかなと思うんですが,この点の考え方についてお尋ねしたいと思います。
 そして,給食調理場の熱中症対策についても伺いました。夏場の環境は非常に苛酷になる一方ですので,ぜひ限りなく前向きにできるところから早急にといいますか,エアコン設置の設計,設置へとぜひ来年度の予算のところでは道筋をつけていただきたいなと思います。これは要望です。
 そして,点字ブロックについてもお尋ねしました。コード化点字ブロックなんですけれども,他都市でも多くの実績があるというか,ちゃんと情報のバリアフリー化に資する技術を備えた点字ブロックになっていますので,今の庁舎あるいは新庁舎,そのほかも含めてですけれども,ぜひ設置を検討していただきたいなと思いますので,この点も要望させていただきたいと思います。
 そして,消費者教育なんですけれども,教育委員会との連携というところを申し上げました。他都市でカスハラ防止条例なんかを持っているところでは,小・中学生,子どもたちへの啓発にも非常に力を入れている自治体もありました。今ポスターとか啓発グッズとか作成にも取り組んでおられると思いますけれども,ぜひ市内の子どもたちにも働いている人たちが理不尽に傷つくことがないようにちゃんとお互いさまの心で思いやりを持った消費行動が今求められているんだよと,そういう社会課題があるんだよというところを発信していく,そういう取組も小・中学校に対してぜひ御検討いただきたいなと思いますが,この点の御所見をお聞かせください。
 そして最後に,物価高騰対策のところです。先日公明党さんからも,水道料金の支援に充てていくというようなお話もあったと思います。私たちもこの点賛同しておりまして,光熱水費にもぜひ意を用いていただければと思っております。これは要望です。
 以上で再質問終わります。


○田口裕士議長  当局の答弁を求めます。


◎福田広志市民協働局長  カスハラ対策について小・中学生への啓発をという御質問いただきました。
 現在,学校での出前講座等を行っておりますが,それに加えて毎年教育委員会と連携で実施しております教職員を対象にした消費者教育研修というのがありますので,その中でカスハラ防止の内容を取り入れるなど工夫していきたいと考えております。
 以上です。


◎岩田修スポーツ文化局長  アリーナについて2点再質問いただきました。
 まず,市民理解について信頼の合意形成と疑問,不安への説明が必要だということです。
 先ほども答弁いたしましたように,住民説明会というか──説明会を開くということで,これは特に地元の方だけを限定した説明会ではなくて,誰でも来ていいというような説明会にしようと今考えております。それも,曜日とか時間帯をちょっと工夫しながら複数日にわたってしていこうと考えております。
 それから,シンポジウムとかも開催させていただいて丁寧な説明を尽くしていこうということと,あと御要望があれば各地でされている会合等々で説明の機会をいただけるんであれば,そういうところにも可能な範囲で参加させていただきたいと考えております。
 それから,事業費の物価高騰に関して上限を設けたほうがいいんじゃないかということなんですが,一概に幾らになったらやめるとか,するとかということは今考えておりませんが,今後事業費の精査をしていく中で当然財源更正を整理していきます。その中で,議会等々にも議論いただきながら判断していくことになろうかと思います。
 以上です。


○田口裕士議長  以上でおかやま創政会の代表質問は終了いたしました。(拍手)

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