福岡市議会 在住外国人の地域生活ルールと多文化共生推進に関する答弁— 2025年12月

自治体福岡市
議会・日程令和7年 第5回定例会 12月12日
出典URLhttps://www.city.fukuoka.fukuoka.dbsr.jp/index.php/7411518?Template=doc-one-
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キーワード

ごみ出しルール、出前講座、生活ルールやマナー、ウェルカムキット、地域行事、デジタルツールの活用

要約

※下記はAIによる要約です。正確な内容は出典元の議事録をご確認ください。

福岡市における在住外国人数が増加する中、市はごみ出し等の生活ルール周知と地域での相互理解に取り組んでいる。転入手続時の多言語「ウェルカムキット」配付やQRコードによる10言語対応案内に加え、留学生・企業向けの出前講座、相談センターでの一括対応を実施している。さらに、地域行事への翻訳・通訳派遣や支援員の伴走派遣による交流事業の推進、外国人コミュニティのキーパーソンとの連携強化を図っている。市は今後も生活ルールの理解促進と地域交流を通じ、日本人も外国人も安心して暮らせる多文化共生社会を目指す。

引用全文

※以下は議事録の引用全文です。本文の著作権は福岡市に帰属します。著作権法上の引用および公共データ利用規約に基づき掲載しています。要約はAIにより生成したものであり、正確な内容は出典元の議事録をご確認ください。

◯議長(平畑雅博) これより本日の会議を開きます。
 日程第1、一般質問を行います。発言通告者のうちから順次質問を許します。山田ゆみこ議員。

◯58番(山田ゆみこ)登壇 おはようございます。私は福岡市民クラブを代表して、多文化共生社会に向けた地域ルールについて、未来のアスリートを育てる環境整備の推進について、以上2点について質問してまいります。
 本市では、コロナ禍を経た社会の変化や円安の影響もあり、観光で訪れる方だけでなく、留学生や仕事を目的に来られる外国人の方も増えてきています。一方で、地域の中では、ごみ出しのルールや生活習慣の違いから、戸惑いや考え方の違いが生まれているという声も聞いております。多様な文化や価値観を持つ人々が共に暮らす社会では、生活ルールをどのように共有していくかが大きな課題です。特に、ごみ出しルールの理解不足によるトラブルは、市内でも実際に起きている身近な問題であり、原因を把握した上で、解決に向けた積極的な取組が求められます。この問題を単なるルール違反として捉えるのではなく、地域の皆さんと外国人住民の方々が交流するきっかけへと変えていくことこそが本当の意味での多文化共生につながると思います。
 そこでまず、現在、市内にはどの程度の外国人住民が居住しているのか、過去5年間の推移をお尋ねいたします。
 以上1問目を終わり、2問目以降は自席にて行います。

◯総務企画局長(龍 靖則) 福岡市の過去5年間の10月末時点の在住外国人数については、令和3年が3万5,719人、4年が4万678人、5年が4万4,147人、6年が5万1,313人、7年が5万7,728人となっております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) 近年、留学生も増える中で、日本ならではの生活習慣や地域ルールに戸惑う声が地域から寄せられており、学校との連携による丁寧な周知が重要だと考えます。
 そこで、留学生を受け入れている学校と連携し、生活ルールの説明などを行うような取組はされているのか、お尋ねいたします。

◯総務企画局長(龍 靖則) 日本語学校などの留学生を対象に、福岡よかトピア国際交流財団と連携して、生活ルール、マナーの出前講座を実施しております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) 日本語学校などで出前講座を実施しているとのことですが、留学生の皆さんが安心して暮らすためには、こうした取組は大変重要です。しかし一方で、地域の現場では外国人住民の方と接する機会が増える中で、ごみの分別が分からない、収集日を知らなかったといったルールへの理解不足があるようです。地域から上がってくるごみ出しに関する苦情や意見はどれも生活に直結する切実な声であり、こうした課題は決して外国人の皆さんが意図的にルールを守らないのではなく、情報が十分に届いていない、あるいは理解しづらい環境にあることが原因ではないかと考えます。出前講座だけにとどまらず、より幅広い形で支援や周知の仕組みを強化していくことが地域との相互理解を深め、トラブルの未然防止にもつながるのではないかと考えます。
 そこで、外国人住民に関する生活ルールやマナーについて、苦情や意見はどれくらい寄せられているのか、また、そのうちごみに関するものの件数と内容をお尋ねいたします。

◯総務企画局長(龍 靖則) 令和7年度に市民相談室に寄せられた在住外国人の生活ルールやマナーについての意見等は11月末時点で22件、うちごみに関するものが7件であり、内容はごみの分別やポイ捨てなどに関するものとなっております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) ごみの分別やポイ捨て、日常生活のごく身近な場面で生じている課題であり、地域にとっても大切なテーマだと改めて感じます。外国人住民がどのような場面で困っているのかを把握することは、多文化共生を進める上で欠かせないことだと思います。
 外国人住民の生活上の困難や不安を把握するため、市はどのような意見収集を行っているのか、お尋ねいたします。

◯総務企画局長(龍 靖則) 在住外国人の生活上の困り事などについては、3年に1回実施する福岡市に住民登録のある外国籍市民を対象としたアンケートなどにより意見等を収集しております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) 外国人住民の方々にとって、日本の生活習慣やルールは母国と異なる場面が多くあると思います。例えば、ごみ出しのルールもその一つであり、言語や文化の壁を越えて、分かりやすく伝える工夫が必要だと考えます。
 そこで、ごみ出しルールに関して外国人住民に理解してもらうために、本市としてどのような工夫をなされているのか、お尋ねいたします。

◯総務企画局長(龍 靖則) 在住外国人に対しては、転入手続時に多言語で生活ルール、マナーを記載した冊子などをセットにしたウェルカムキットの配付や生活ガイダンス員による動画を使用した説明を実施しております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) では、不動産会社や学校、企業は外国人住民が最初に接点を持つ場であり、ここで生活ルールを伝えることは非常に効果的だと考えますが、本市はごみ出しルールを不動産会社、企業と連携して説明する取組などはあるのか、お尋ねいたします。

◯総務企画局長(龍 靖則) 希望する企業に対して、生活ルール、マナーの出前講座を実施しております。また、不動産関係団体に対して、多言語で作成したチラシなどを適宜配布しております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) 外国人住民にとって、地域ごとにごみ収集日が異なることは特に分かりづらいポイントであり、間違いも多く発生しているようです。ルールに沿った行動ができない背景には、説明が理解できなかったといった状況もあるのではないかと考えます。このような状況を改善するためには、外国人住民が気軽に相談でき、困り事を解決できるサポート体制の強化が必要であると思います。
 そこで、外国人住民からの生活相談に対する支援体制はどのようになっているのか、お尋ねいたします。

◯総務企画局長(龍 靖則) 福岡市外国人総合相談支援センターにおいて、在住外国人からの生活に係る様々な相談を一元的に受け付けております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) 現場で起きているごみ出しのトラブルに対して、本市がどのように向き合い、改善に取り組んでいくのかも重要だと考えます。
 そこでまず、外国人住民のごみ出しのトラブルに対しどのように対応されているのか、お尋ねいたします。

◯環境局長(藤本和史) ごみ出しに係る苦情があった場合には、不動産の管理会社や所有者を通じて、居住者に対しごみ出しルールの周知徹底を図っております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) 外国人住民と地域の間で交流が生まれることにより、生活上のトラブルが減るだけでなく、地域コミュニティの活性化にもつながると思います。しかし、現在のところ、地域からは関わり方が分からない、また、外国人住民からは、どう関わったらいいのかといった双方の壁が存在しているのが実情です。
 本市では外国人住民とのつながりをどう築いていくのか、市として具体的な方針や取組などがあればお尋ねいたします。

◯総務企画局長(龍 靖則) 在住外国人との交流のきっかけとなるような取組を推進するため、交流事業の実施を希望する地域にノウハウや費用の提供などの支援を行っております。また、令和7年度は、希望する地域に市が委託する支援員を派遣して、交流事業の企画から実施までを伴走して支援する取組を開始しております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) 本市として、地域と外国人住民の皆さんが気軽に交流できる場づくりを進めていることはとても心強く感じます。また、支援員を派遣し、交流事業を一緒に企画し、実施まで支援することは、地域にとっても、外国人住民にとっても大きな助けになると思います。例えば、地域の共同清掃活動は、ごみの出し方や分別ルールをその場で伝えながら、一緒に体を動かし、会話をすることができ、自然と距離が縮まり、有効な取組だと考えます。こうした活動を通じて、地域の皆さんと外国人住民の方々が顔見知りとなり、困ったときに気軽に声をかけ合える環境が育まれることが多文化共生につながると思います。
 清掃活動のほか、ごみ出しに関して外国人住民も参加できる説明会やイベントにはどのようなものがあるのか、お尋ねいたします。

◯環境局長(藤本和史) 日本語学校などからの依頼に応じ、在住外国人に向けた出前講座を行っているほか、環境フェスティバルなどのイベントにおいて、誰でもごみ出しルールを学ぶことができるワークショップの開催や啓発ブースの出展などを行っております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) イベントなどに参加することは、外国人住民が生活ルールを学ぶ機会にもなると思います。さらに、日本人住民の方々も一緒に参加することで、互いの文化や考え方を理解し合える場にもなります。
 そこで、外国人住民が地域行事に参加しやすくなるための工夫や支援についてどのようなことに取り組んでいるのか、お尋ねいたします。

◯総務企画局長(龍 靖則) 在住外国人が地域行事に参加しやすくするために、福岡よかトピア国際交流財団において、案内チラシの翻訳や通訳派遣による支援を行っております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) では、通訳など、地域で外国人を支えるボランティアを育成、登録する仕組みについて、市として現状と課題を教えてください。

◯総務企画局長(龍 靖則) 福岡よかトピア国際交流財団において、通訳や翻訳、交流支援、イベントの補助などを行う外国人支援ボランティアバンク制度を運営しており、登録者への研修を行っております。現在、約300人が登録しておりますが、登録者数の少ない言語のボランティアを増やしていく必要があると考えております。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) 多文化共生とは、単に外国人を支援するだけでなく、互いの違いを理解し、共に成長する地域づくりそのものだと考えます。ごみ出しルールを言語でなく、文化の違いとして理解し、丁寧に伝えることが重要で、そのためには市職員や地域自治会への研修、地域イベントでの体験学習、ボランティアの活用なども必要であり、情報提供の方法についても工夫が求められます。外国人住民がふだん使いしているデジタルツールを通じて情報を届けることがますます重要になると思います。ごみ出しルールを多言語で簡単に確認できるアプリやLINE案内の整備は、外国人住民が日常生活で困らないためにも必要だと考えます。
 そこで、ごみ出しルールを多言語で簡単に確認できるアプリの活用について、市の現状と今後の方向性をお尋ねいたします。

◯環境局長(藤本和史) ごみ出しルールを多言語で確認できるアプリはございませんが、基本的なごみ出しルールについて、QRコードを読み込むだけで英語、韓国語、中国語、ベトナム語、ネパール語など、10種類の言語で案内できるサービスを導入しております。引き続き、効果的なデジタルツールの活用に向けて検討してまいります。以上です。

◯58番(山田ゆみこ) デジタルツールのさらなる活用について、検討をよろしくお願いいたします。
 日本での生活が初めての外国人住民にとって、文章だけの説明では理解しづらい場合があります。見て分かりやすい方法として、イラストを活用した表示も効果的であると考えます。
 そこで、ごみ袋へのイラストの分別表示の導入の検討について御所見をお尋ねいたします。

◯環境局長(藤本和史) 指定袋のデザインにつきましては、適正分別の徹底や資源循環の観点から、これまでも他都市の事例を調査するなど、必要な検討を進めてきたところであり、今後も引き続き適切に対応してまいります。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) ごみ分別を理解してもらうために、誰にでも分かるイラストを活用する方法も有効ですので、ぜひよろしくお願いします。
 さらに、日常生活で困らないよう、外国人の各コミュニティを通して生活支援情報を統一的に提供することも重要です。本市として、各コミュニティのリーダー的存在となる方を把握しているのでしょうか、お尋ねいたします。

◯総務企画局長(龍 靖則) 令和7年度に在住外国人が多い東区、博多区、南区において、在住外国人や関係団体などへのヒアリングや関係者が一緒に話し合うワークショップを実施しております。この取組などを通じて、在住外国人のコミュニティの核となる方と顔が見える関係の構築に努めているところでございます。以上でございます。

◯58番(山田ゆみこ) 今後は、こうした関係を生かし、外国人住民と地域住民が互いに理解を深め、生活ルールを自然に共有できる地域づくりが求められます。特に、ごみ出しルールの周知は多文化共生社会を進める第一歩として非常に重要であり、地域での小さな交流が安心して暮らせるまちづくりの土台になると考えます。
 このごみ出しルールの徹底を第一歩として、日本人も外国人も安心して暮らせるまちにしていくためにどのように取り組んでいくのか、また、多文化共生をどのように進めていくのか、本市の御所見をお尋ねし、この質問を終わります。

◯総務企画局長(龍 靖則) 在住外国人が増加する中、地域住民が安心して暮らせるまちづくりが重要と認識しております。在住外国人が地域コミュニティを構成する一員として、日本の風土、文化や地域における生活のルール、マナーを理解するよう取り組むとともに、地域における交流により相互理解を促進してまいります。以上でございます。

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