| 自治体 | 仙台市 |
| 議会・日程 | 令和7年第4回定例会 12月12日 |
| 出典URL | https://www.city.sendai.miyagi.dbsr.jp/index.php/5672649? Template=view&VoiceType=all&DocumentID=3647 |
キーワード
外国人材、MOU覚書、介護事業者、タイ、ミャンマー
要約
仙台市は少子高齢化に伴う介護分野等の人手不足に対応するため、タイ最大手の人材送り出し機関と介護人材確保に関する覚書(MOU)を締結した。現地視察を通じて本市の認知度向上の重要性を認識し、今後は市内事業者への情報提供や定着支援(日本語学習・生活支援・交流会)を強化する方針である。また、文化や習慣の違いを理解し合える環境を整え、多様な人材が活躍できるダイバーシティーのまちづくりを推進するとともに、豊富なノウハウを持つ民間事業者と連携して中小企業の人材獲得や認知度向上に取り組んでいく。
引用全文
※以下は議事録の引用全文です。本文の著作権は仙台市に帰属します。著作権法上の引用および公共データ利用規約に基づき掲載しています。要約はAIにより生成したものであり、正確な内容は出典元の議事録をご確認ください。
◯五十一番(安孫子雅浩)市民フォーラム仙台、安孫子雅浩でございます。お許しを得て、本年納めの本会議で、以下十六問について一般質問をいたします。
先月下旬、タイ国バンコクにおいて健康福祉局長が市長の名代となり、同国最大の日本への労働人材送り出し機関と本市はMOU覚書を交わしました。同機関には、ちょうど一年前に郡市長をはじめ市議会議員団も同行して調査視察を行っています。その視察から一年の後に、当該機関と覚書を結ぶに至りました。今回、覚書を結んだ目的並びに今後の展望について、当局にお尋ねをいたします。
また、今回は、タイ国内に加えて、保険高齢部長及び介護保険課長、介護人材確保室は、ミャンマー国ヤンゴン市内で五か所の介護技術研修施設を調査するとともに、日本大使館、JICA事務所にも訪問ヒアリング調査を行っています。その目的は、同国からの介護人材の誘致可能性調査でありましたが、市長が掲げる世界から選ばれるまち仙台の形成には、今回のように、市役所の福祉部門であっても必要性を判断して海外へも積極的に出て視察調査を行うことは、自治体同士の競争も高まっていくこれからに必要な取組姿勢であると考えますが、御所見を伺います。
今回、タイ、ミャンマーへの二か国調査を通して痛感したのは、介護人材の誘致とともに重要なことは、誘致した人材が定着するための生活支援策を自治体においてどのように準備できているかであり、自治体間の支援環境の競いになっているということでした。本市では昨年度から介護保険課内に介護人材確保室を設置して、取り組んでいる種々の施策は評価するところであります。人材の定着に向けた支援施策について、これまでの取組と評価並びに、今回の調査を踏まえて必要になると思われる新たな取組をお示しください。
東北六県の外国人介護人材の導入状況を見てみると、山形県、福島県、岩手県は、宮城県より積極的な傾向にあり、また、宮城県内では、県北、県南の事業者に積極的な事業者がありますが、仙台市内ではいまだ導入に不安な事業者が少なくないようです。介護保険の運営を二十年先まで考えるとき、外国人材への依存度は高まるばかりと思われます。本市は、制度に責任を負う保険者として、市内事業者に対して外国人材導入について喚起を促す取組が一層必要と考えます。意欲にあふれ熱量ある外国人介護人材の存在が、介護現場の空気を変え、日本人職員にもプラスの効果をもたらしているということを、導入した市内事業者から多く聞いています。そのような導入後の事業者の好事例を、導入未定の事業者に向けて情報発信する機会や場面づくりに取り組むことを求めてお伺いします。
また、保険者として人材の確保に注力する一方で重要なのは、三年ごとの事業計画期間内の施設等サービス基盤の着実な整備であります。土地代の上昇と建設費の高騰は続いており、事業者側は意欲はあってもなかなか手を挙げにくい状況にあります。新年度が最終年度となる第九期計画分の施設整備量の達成には大きな不安を感じています。そこで、今計画中の入所系サービスの柱である特別養護老人ホームの整備状況をお示しください。
本市としても、他の自治体に例があるように、養護老人ホームの整備を促すための補助金の拡充が求められていると考えますが、御見解を伺います。
今回は、また私は、宮城県の外国人材確保事業の受託事業者に同行して、インドネシア、ジャカルタ市内の研修施設も視察をしました。現地に三十年来の根を下ろし人材の送り出しを展開している事業者の実績等を確認することができました。また、精錬された教育プログラムにより日本語能力と労働スキルを習得している研修施設も見てきました。同事業者は、東南アジア各国にも広いネットワークを持ち、様々な業種の人材確保にも対応しているようです。人材確保のための支援策については経済局で展開をしています。先日の報道にもありましたが、本市から首都圏への若者転出率は全国的にも高く、外国人も同様となっています。外国人就労人材の確保合戦も加速するこれからに、そのノウハウを豊富に持つ市内の関連事業者と本市が連携していくことは有用ではないかと考えます。御所見を伺います。
また、インドネシアは、世界最大のイスラム教国として知られています。同国の最大の魅力は、国民年齢が若く、人口ボーナスが当面の間は続くということです。世界的には人口が減少していく中にあって、イスラム圏だけはまだまだ人口ボーナス時期が続くと見られています。今後、人材誘致合戦の中で、海外からの労働人材誘致にイスラム圏だけを除いて労働人材を確保していくということは、事実上不可能なことであります。そこでは異なる宗教、異なる文化や生活習慣を持つ人たちと共生していくことが世界から選ばれるまちの条件の一つであると考えますが、郡市長が標榜する世界から選ばれるダイバーシティーのまち仙台とは、どのようなまちをイメージなさっているのか、お示しください。
今回の海外視察においても行く先々で、仙台・東北の知名度のなさには当局と一緒に心の中で泣いていました。しかし、そんな中でも、介護人材確保室では、仙台市はどこにあって、どんな特徴があって、また、東京で生活するのと仙台で生活するのとではお金が幾ら違ってくるのかなど、仙台で働く視点、仙台で暮らす視点で介護研修施設の学生たちに分かりやすくシンプルに仙台市の紹介を行ったのは出色でした。そこで提案ですが、文化観光局のインバウンド誘致のためのツールや経済局が持つ営業PR的ツールで共有する情報を基礎として、しかし、その視点は、働いてみる仙台、暮らしてみる仙台による(仮称)「ザ・仙台市」紹介ツールを新たに製作してはどうでしょうか。そして、今後の市職員の海外出張の際には、各国言語版の仙台市紹介ツールを持参してアピールしてくる作戦です。過去に本市では、シティープロモーションが盛んだった時期がありました。改めてこれから本市の認知度の向上に取り組むものとして、「ザ・仙台市」紹介ツールの製作と、その活用を提案するものです。御所見を伺います。
十一月十一日、東京の白金台で仙台・未来創造フォーラムが開催されました。コロナ禍以降、私は初参加でしたが、過去に同様のイベントに出席してきた印象は、何ゆえに毎年このようなイベントがあるのか疑問符がつきましたが、今回は開催の戦略性が明確に示された印象を持ちました。今回開催の目的及び実施しての所感をお伺いいたします。
また、会場交流会では、某大手メーカーの元東北支店長さんから「今日のイベントのように仙台の中では盛り上がっているが、しかし、東京からは札幌や福岡や広島は聞こえても仙台はなかなか聞こえてこない。仙台にいた十数年前も感じたが、今も仙台は発信力が弱く、内向きのようでもったいない」と率直な言葉をいただいています。ナノテラスや東北大の国際卓越大化、国際便の就航拡大など本市には追い風が吹いています。そこに加えて注目されるのは、今夏の猛烈な暑さです。大阪、名古屋、東京ではもはや夏は過ごせない。だから仙台への声が上がっています。本市は今、自信を持って「起業するなら、暮らすなら、投資するなら仙台市」を積極的に打ち出していくべきです。御所見を伺います。
また、会場ではエアアジアの役員とも情報交換ができ、十二月からのバンコク仙台直行便の就航は、インバウンドばかりではなく、人と物を結ぶ路線として様々な可能性を持っていることを確認いたしました。そして、先週の一日、私も仙台空港でバンコクからの到着便を迎えました。驚いたのは、タイ・エアアジアXのCCO最高執行責任者は自ら機長として操縦して到着したことでありました。また、バンコクFCのオーナーで仙台国際観光ナビゲーターを委嘱をしているポール氏も、タイ国内有名レストラン経営者グループと一緒に来仙されました。そして、仙台空港からの初便には、元ベガルタ仙台戦士でタイ国内のプロリーグで活躍をしてきた大久保剛志さんが、YUKI FOOTBALL ACADEMYのこどもたちなど百二十人と搭乗して初便を盛り立ててくれました。年明けからはいよいよ本市でも宿泊税の導入が始まります。バンコク直行便の再就航による交流人口の拡大及び地域経済活性化の可能性についてお伺いをします。
また、週四便の座席を埋めるアウトバウンドの促進には、関係者総じて総力戦で取り組まなければなりませんが、バンコク便搭乗率確保のための取組をお示しください。
次に、教育局では、本年第二回定例会での私の一般質問に応える形で、八月に情報関連業務担当教員状況調査を実施しています。教育委員会としては、この調査を実施して見えたものは何があったのでしょうか。
また、調査結果を受けた今後の改善策に注目するところでありますが、次年度に向けた取組についてお伺いします。
これまで外部から専門人材としてICT支援員を配置して取り組んできています。しかし、支援員とはあくまでもいっとき学校を支援する役目であって、その後は、学校内でノウハウが行き渡り、各教員がICT教材を活用できるようになるためのブースター、火つけ役のようなものだと思います。ICT支援員の配置から今日までの効果と検証についてお伺いします。
教育への質問もう一点は、デジタル教科書導入の負の側面についてであります。
世界の言語の大半は、音だけを表記する表音文字です。例外として文字が意味を持つ表意文字の漢字を有するのは、日本語と中国語です。そして、日本語には漢字のほかに、平仮名、片仮名、送り仮名の四種の表記文字がある世界唯一の言語なのです。これら四種もの文字を駆使して読み書きする日本語を持つ日本人は、その言語能力の高さゆえに思考能力も高いというのが通説になっています。そのような観点から、我が国におけるデジタル教科書学習の最大の問題点は、日本人が持つ読み書き能力を退化させることです。この能力の退化は、連綿と古来からつないできた日本人の高い思考能力を劣化させるという大問題をはらんでいることを今回指摘しておきます。教育長の御認識を伺います。
最後に、先月、基本設計の中間案が示された音楽ホール・中心部震災メモリアル複合施設の整備について伺います。
市長が標榜する世界から選ばれるまちの実現に向けて、世界的にも評価されている建築家、藤本壮介氏に複合施設の設計を委ねることに、私は大きな意味があると考えます。先月まで東京の森美術館で開催されていた藤本氏の展示会を私も訪れ、作品群の展示とともに、インタビュー映像も興味深く見てきました。また、同氏の秀逸なエッセイ集「地球の景色」も購入をし、同氏の鋭敏な感性をうかがい知ることもできました。世界的な視野と未来への構想力が豊かな藤本氏に、本市の新たなシンボルとなる大規模施設の設計を委ねることを、私は大変頼もしく思っています。伊達政宗公以来、連綿と続く歴史や豊かな自然や学術、文化の資源が集積をしている青葉山地区に、次の時代を見据えた文化を創造し発信する新たな拠点を整備することは、仙台の文化をさらに高みに押し上げて、これから先百年の本市の発展にも大きく寄与することになると確信しています。また、この地区には、こどもの遊び場屋内施設や仙台城大手門復元も進めるところであり、そのような地区に世界にも例を見ない時代の先を読むシンボリックなデザインと多層的な機能を有する新たな施設が整備されることに胸が躍ります。本市として青葉山地区に本施設を整備する意義についてお伺いします。
これまでの質疑においても、複合施設整備について熱心な議論があり、中でも整備コストを不安視する議論は多くあったところであります。議会が整備費に目を光らせることは当然の役目であります。一方で、俯瞰する視点で本施設そのものの整備目的と本市の今後百年のまちづくりを本件に重ね、歴史的文化的な文脈性を踏まえて判断することも議会の役目であると考えます。
この複合施設整備が、本市の未来の市民に対して、また、こどもたちが夢や希望が持てる仙台のまちづくりに向けて、真に必要な財産であることに、市長は自信と確信を持って取り組むべきであると申し上げます。郡市長がこの事業にかける熱い思いとともに、市長が描く将来のまち仙台に、本複合施設はどのように生かされていくとお考えなのか、お伺いをいたします。
以上、第一問といたします。
御清聴ありがとうございました。(拍手)◯市長(郡和子)ただいまの安孫子雅浩議員の御質問にお答えを申し上げます。
まず、世界から選ばれるダイバーシティーのまち仙台のイメージについてでございます。
本市において、今後、人手不足を背景とした介護分野をはじめとする多様な外国人材などが増えてくるものと認識をしております。
ダイバーシティーまちづくりの推進に当たっては、本市の歴史、また、都市個性の尊重を基本としながら、多様な交流の機会を通じて、互いの文化や、また習慣も含めた違いに対する理解の醸成を図ることが肝要でございます。
引き続き、調和の取れたダイバーシティーまちづくりに取り組み、誰もが住みやすく活躍できるまちを目指してまいります。
次に、仙台・未来創造フォーラムについてでございます。
世界から選ばれる都市となるためには、あらゆる機会を捉えて、本市の先進的な産学官連携の取組や暮らしやすい生活環境など、仙台の強みを積極的に発信していくことが重要でございます。
今回のフォーラムでは、私から伊達政宗公没後四百年となる二〇三六年を見据えた青葉山における様々なプロジェクトを御紹介したほか、ダイバーシティーまちづくりや都心の再構築など、将来に向けてダイナミックに躍動する仙台の姿を発信できたものと考えております。
参加された方からは「仙台の未来に向けた取組を知るよい機会となった」などのお声を多数いただくとともに、会場展示を行った藤本壮介氏の設計による複合施設にも大きな関心が寄せられたところでございます。
今後とも、様々な機会を活用して魅力や可能性を力強く発信をし、さらなる投資や交流人口の拡大、本市の持続的な成長につなげてまいりたく存じます。
バンコク路線の再開についてでございます。
タイを重点市場とする本市にとって、バンコク便は大変重要な路線であり、この間、私自身も現地に赴いて、航空会社に対して仙台・東北のポテンシャルをお伝えをして、直行便の就航を強く働きかけてまいりました。
今般の直行便就航によって、タイはもとより周辺諸国からの誘客に加えまして、経済交流や介護分野における人材獲得などの促進も期待されるところでございます。
路線の維持拡大には、安定的な搭乗率の確保が不可欠でございまして、とりわけ仙台・東北からタイへのアウトバウンドの促進が重要と考えております。
今後、旅行先としてのタイの魅力や直行便の利便性について積極的に発信していくとともに、経済界とも連携をしながらビジネス面での利用促進を図るなど、双方向の交流を地域経済の活性化にもつなげてまいりたいと存じます。
それから、複合施設に係るお尋ねにお答えをいたします。
本市には、市民の皆様と共に培ってきた文化芸術の蓄積と、そして、その力も得て震災復興を果たしてきた経験がございます。この施設は、それらを基盤とし、本市でしか生み出し得ない価値を創造する拠点であり、新たなランドマークとなるものでございます。
藤本壮介氏の著書「地球の景色」の中で、氏は「ランドマークとは目立つものをつくるという単純な話ではなく、その地域の地勢的、文化的、歴史的背景を踏まえ、都市の意味を再定義するものである」と述べておられます。
そのような意味でのランドマークが、青葉山エリアで連綿と育まれてきた歴史や文化、本市はじまりの地としてのアイデンティティーとも相まって、仙台という都市の文化性や魅力を飛躍的に高め、世界から人々を強く引きつけるものとなると考えております。
また、こどもたちをはじめ、あらゆる人々が多彩な文化芸術に触れ、災害からしなやかに立ち上がるすべを学ぶ体験の機会を提供する施設となります。
本市の未来を見据えたときに、市民の誰もがこのまちに暮らす喜びを実感して、世界に貢献し得る新しい文化を発信し続けるというまちの姿でございます。この施設は、未来への希望を感じさせるまちづくりの起点になると私は確信をしております。着実に整備を進めてまいります。
そのほかの御質問につきましては、関係の局長から御答弁申し上げます。
私からは以上でございます。◯健康福祉局長(郷湖伸也)介護人材確保に関する数点の御質問にお答えをいたします。
まず、介護人材誘致に向けた覚書締結の目的と今後の展望についてでございます。
昨年度、市長がタイに赴き実施した現地専門学校の視察等を経まして、本市初の外国人材受入れルートの確立を目指し、このたび、タイ最大手の人材送り出し機関と、介護人材確保に向けた覚書を締結いたしました。
現地では、多くの学生に、直接、本市の魅力や、東京と比較した生活のしやすさをPRする機会も得まして、就労先として仙台が選ばれるためには、継続的な情報発信が重要と改めて認識したところでございます。
今後は、市内介護事業者に向けて、タイ人材の魅力や強みの理解促進に努め、人材の積極的な受入れにつなげてまいります。
次に、海外での視察調査についてでございます。
少子高齢化が進む中、我が国の介護需要は右肩上がりである一方、担い手不足の影響は本市においても既に現れている状況の下で、今般の介護人材確保に向けた覚書の締結は、今後、タイからのルートを確実なものとするための大変重要なスタートとなるものであり、市長に代わり赴く判断をしたものでございます。
視察では、日本の就労を希望する学生からの声を伺い、日本の中でも仙台の認知度はまだまだ低いと実感いたしますとともに、政府関連機関では他都市の取組状況を紹介いただき、本市に関心を持ってもらうための早期かつ効果的な情報発信が重要と認識をいたしました。
今後とも、介護人材確保を含め、市民の福祉の向上のために確かな必要があると判断される場合には、ちゅうちょせず海外への出張もしてまいりたいとそのように考えております。
次に、外国人材の定着及び導入に向けた取組についてでございます。
本市では、就労の好事例を共有する勉強会を開催し、事業者における外国人材活用への機運醸成に取り組んできたほか、生活習慣や言語の違いからくるコミュニケーションの障壁を解消すべく、外国人材向けに、新たに生活情報の多言語発信や日本語習得機会の提供にも着手したところでございます。
一方で、勉強会への出席が、関心のある事業者に限られており、他の事業者へのアプローチの課題なども見えてきております。
今後は、外国人材の受入れに関心の低い事業者向けに、受入れを積極的に行う事業者のより具体的な成功事例を共有するなどの機会を提供いたしますとともに、外国人材同士の交流会の開催など、関係部局とも連携しながら、定着支援にも力を入れて取り組んでまいります。
最後に、特別養護老人ホームの整備計画及び整備費補助についてでございます。
現行の介護保険事業計画では、特別養護老人ホームの整備目標二百三十人分に対し、現時点での整備数は六十人分となっており、整備目標達成に向けては、昨今の建築資材の高騰などの負担の増加が課題になっているものと認識しております。
そのため、次年度公募分より補助実績の少ないショートステイの整備や敷地造成に係る補助を廃止する一方、長期入所者向けの床の整備の補助単価を引き上げる方向で検討を進めております。
引き続き、事業者の意見も伺いながら、特別養護老人ホームを整備しやすい環境づくりに努めてまいる考えでございます。
私からは以上でございます。◯経済局長(木村賢治朗)外国人材確保に向けた市内事業者との連携についてでございます。
外国人材の受入れに当たっては、在留資格や生活支援といった特有の課題に対応する必要がありまして、そのノウハウ等を有する事業者との連携が有効であるものと認識しております。
本市におきましても、台湾の学生と市内中小企業とのマッチング等を現地で開催する際に、こうした事業者からの助言等も受けながら実施してきたところでございます。
今後とも、民間事業者との意見交換等により、その知見を本市の取組に生かし、市内中小企業のニーズに合った人材の獲得につなげてまいりたいと存じます。
以上でございます。◯文化観光局長(岩城利宏)仙台市紹介ツールにつきましてお答えいたします。
インバウンドの拡大に加えまして、海外からの介護分野をはじめとした人材確保や、企業誘致を展開していく上で、まずは仙台を知っていただくことが必要になると考えてございます。
観光地としての魅力だけではなく、働くまち、暮らすまちとしての優位性をアピールするという視点も重要であると考えておりまして、国や地域、ターゲットである層のニーズの違いなども見極めながら、関係局とも連携して、具体的な情報の内容や効果的な発信手法につきまして検討してまいりたいと存じます。
以上でございます。◯教育長(天野元)私からは、教育局に係る数点のお尋ねにお答えいたします。
まず、情報関連業務の状況調査についてでございます。
学校内で情報関連業務を担当する教員の業務量が増加していることから、本年八月に担当教員に対する調査を実施いたしました。
調査の結果、一人一台端末や児童生徒のアカウントに関する管理業務が、多くの担当教員の負担となっており、その要因としては、業務量の多さや内容が専門的であること、急な対応を求められることが多いことなどであることが分かりました。
このため、現在、端末管理に係る事務プロセスの簡略化等に取り組んでいるところでございます。また、複数担当者制による業務の平準化についても推奨し、負担感の軽減に努めてまいります。
次に、ICT支援員についてでございます。
本市では、学校におけるICT活用推進を目的として、令和三年度から授業や機器操作等の支援を行うICT支援員を配置しております。
この間、国の調査における本市教員のICTを活用した指導力も着実に向上しており、本事業がその一端を担えているものと認識しております。
一人一台端末導入時の活用サポートという役割はおおむね果たしたというふうに認識しておりますが、学校におけるICT環境は専門性も含め変化し続けており、ICT支援員の配置継続を望む声も多いことから、学校現場の状況を踏まえ、今後の支援の在り方を検討してまいりたいと存じます。
最後に、デジタル教科書への認識についてでございます。
例えば、算数や数学においては、図形シミュレーション機能を使うことで、図形の変更、複製、反転など、図形を自由に動かしながら考えさせることができるため、従来の紙の教科書ではできない試行錯誤が可能となります。
一方で、自らの想像力を育む機会が失われることにもつながる可能性もございます。
中央教育審議会の検討では、教科書にデジタルのよさを取り入れ、技術革新や社会の変化を踏まえた柔軟な対応を可能にすることは教育全体を通じて重要であるものの、その使用に当たっては教科の特性や児童生徒の発達の段階などに応じた検討も大切であると示されております。
今後、文部科学省が一定の指針を示すことになることから、引き続きその動向を踏まえながら、紙とデジタル双方のよさを生かした教育の充実に努めてまいります。
以上でございます。◯五十一番(安孫子雅浩)御答弁ありがとうございました。
私からは二点、教育局に限って再質問させていただきますが、ICT支援員の配置も五年ということです。今お話もありましたけれど、令和三年から。五年間配置してどうだったかということが、それは着実に浸透したんだと。しかし一方では、継続を望む声が多いと。ただ、これは国の予算等もありますので、果たして五年、六年、七年といけるのかどうか。これは次年度についても悩ましいところでありますけれども、私もいろいろ情報担当教員等のお話、あるいは学校の多忙化感、教職員の方々の多忙感そのものもいろいろとお聞きしている中で、行き着く先は人が足りないと。学校現場における多忙化感そのものの解消をしなければならないということではないかというふうに思います。そういった人員的な配置なり余力を確保するという点は、教育委員会としては来年度に向けていかがなのでしょうか。なかなか教員の採用についても厳しいところでありますし、また、先生方がお休みになるときに、その後の補助という先生方の確保も非常に今困難を極めている中でありますが、その辺も改めて整理をしないと、私はこのICT教育の推進、GIGA構想というものは本市において進めない、そのように危機感を持って受け止めております。そういった点で、再度御答弁をこの件について、ICT教育の推進という観点についてお尋ねをしたいと。
もう一点は、私は日本語に対するこだわりという点で、文字、読み書きという点からデジタル教科書の導入はどうかということでお尋ねをしました。教育長のお答えの中では、想像力が失われる懸念はあると、そういった声はあるし、しかしながら、いずれ文科省のほうで一定の指針が出るのでそれを待ちたいという、当然ながらのお答えというふうに受け止めましたけれど、せめてこの仙台市においては、特に教育長、様々活字、文字に対しては造詣の深い方でもありますので、やはり私たちの日本人の持つ思考能力というものには、間違いなく活字文化、その最たるものは読み書きです。書けるか、読めるかということをもって、実はそれだけ脳みそを使っていろいろな物事を思考すると。これはその筋の方々、学会の中でも言われていることでありまして、このことが今後、デジタル教科書の推進の中にどのように没入してしまうのかどうか。そのことに私は大きな懸念を持っているという意味で今回質問したわけでありますけれど、再度その点についても、国で言っている立場、あるいは義務教育の下という立場もありますが、仙台市としては、今、教育構想二〇二六中間案の取りまとめも今やって、クリスマスイブまでパブリックコメントを求めているところでありますが、仙台市としては、せめてそういった教育構想なりの中に文字、活字へのこだわりがあるんだという部分を私は取り入れていただきたい、そんな思いで答弁を聞いておりましたが、いかがでございましょうか。再度、御答弁をお願いします。◯教育長(天野元)教育局に対する再度の御質問にお答えいたします。
まず、ICTの部分でございます。
今般、アンケートを行いまして、つぶさにその状況を把握したところでございますが、例えば、一人一台端末の機種交換とかそういったものに関しても、壊れたものをリプレースするという意味ですけれども、そういうことにおいても、一々例えば決裁が煩雑であるとかそうしたこともありますので、そこの事務をまずは改善すると。
もう一つ、ICT支援員ということでございました。
これについては、導入時においては、ICTに不慣れな年齢層の上の教員に対してもどうするんだという議論もあったというふうに記憶しております。そうしたことが一定程度今はもう解消されております。しかし、アカウントの管理であるとか、そうしたものには負担感が相当あるということでございますので、教員全体の配置と、人員の配置ということも含めながら、ICT教育を安定的に進めていく、GIGAスクール構想を安定的に進めていくための人員配置についても検討してまいりたいというふうに存じます。
それから、デジタル教科書についてでございます。
デジタル教科書については、特に言語教育、日本語の点につきましては、これまでも、例えば、言葉や文字の由来、そして、その変化に関する学習を行ったり、そして、板書を写す、黒板に書いたものを写す、そして、文章を書く、相手と対話するといった言語活動、そして、読書を通じて読む、書くことに対する資質能力、そうしたものを主に紙の教科書、教材で育成してまいったというところでございます。そして、この歴史というのは、もう百数十年、いや、もっと言えば、数百年にわたって教育の場で使われてきたということでございます。
昨今のデジタル教科書については、文部科学省でも、これは海外の状況を調査して、意欲の高いこどもに対してはそれほど効果がなく、意欲が低いこどもに対しては刺激を非常に与えることができるので効果的であるというような海外の分析も文部科学省では紹介しているところでございます。
私としても、そうした日本語という特性も踏まえた上で、アナログとデジタルのいいところを合わせたベストミックス、ベストなハイブリッド化ということに対して意を用いてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
本文の著作権は仙台市に帰属します。著作権法上の引用および公共データ利用規約に基づき掲載しています。要約はAIにより生成したものであり、正確な内容は出典元の議事録をご確認ください。












