千葉市議会 日本語プレクラスや日本語教育に関する答弁 — 2025年6月

自治体千葉市
議会・日程令和7年第2回定例会 06月23日
出典URLhttps://www.city.chiba.chiba.dbsr.jp/387057?Template=document&Id=6794#one:437

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日本語プレクラス、日本語指導、千葉市JSL児童・生徒支援の会、外国人児童

要約

下記はAIによる要約です。正確な内容は出典元の議事録をご確認ください。

千葉市では日本語指導が必要な児童生徒が増加しており、現在の週1回程度の支援では不十分なため、初期段階で集中指導を行う「日本語プレクラス」の設置が求められています。市は、専門家や学校関係者らによる「日本語指導推進委員会」を設置し、他自治体の事例も参考にしながら、早期開設や体制構築に向けた検討を開始しました。一方で、長年現場を支えるボランティア(JSL等)の待遇改善や明確な位置づけ、推進委員会への現場代表者の参画、そして国の制度を待たない市独自の主体的かつ早期の取り組みを求める指摘がなされています。

引用全文

※以下は議事録の引用全文です。本文の著作権は千葉市に帰属します。著作権法上の引用および公共データ利用規約に基づき掲載しています。要約はAIにより生成したものであり、正確な内容は出典元の議事録をご確認ください。

◯7番(黒澤和泉君) 皆さん、こんにちは。無所属の黒澤和泉です。
 通告に従い、一般質問を行います。
 まず、千葉市動物公園リスタート構想についてです。
 今年、開園40周年を迎えた千葉市動物公園は、リスタート構想のもとで、新たな魅力ある空間への進化を目指しています。より多くの市民の皆様にその意義を伝えるべく、以下の点についてお伺いします。
 リスタート構想に基づいて実施された主な整備の内容やその目的について。
 次に、来園者層の拡大を意識した企画やイベントの実施状況と反響について。
 また、登録博物館認定による展示や学習プログラムの変化と市民にとってのメリットについて。
 最後に、子育て世代のために実施している施設整備やサービスと、利用者の反応、今後の改善や拡充の予定について、お聞かせください。
 次に、長期休業期間中の学童施設における昼食支援の課題と対応についてです。
 本定例会で酒井議員も取り上げられていましたが、共働き世帯にとって、夏休み中などの昼食づくりは大きな負担です。本市でも弁当を注文できる制度の整備が進められていますが、課題や今後の可能性について伺います。
 夏休みなどの長期休業期間中に保護者の皆様が毎日お弁当を用意されていた時期には、どのような御意見や御要望が寄せられていたのか。
 次に、市内のどこの学童施設においても弁当を注文できる仕組みを整備するにあたり、どのような課題があったのか。また、その課題をどのように解決し、現在のように事業を開始できるようになったのかについて。
 また、弁当の注文が、実態としては、あまり多くの数の利用には至っていない理由について、お聞かせください。
 次に、子育て支援活動についてです。
 子育て中、少し助けて欲しいと感じる瞬間は誰にでもあり、困りごとの内容や深刻さも家庭によって様々です。公的な支援だけで全てに答えるのは難しいからこそ、必要なときに、必要な人とつながれる仕組みが重要だと考えます。
 そこで、千葉市の子育て支援活動の現状と課題についてお伺いします。
 子育てにおける支援ニーズの多様性と現状の把握について。
 また、一時預かり事業に関する現状をどのように把握しているかと、運用・制度上の課題について、お聞かせください。
 最後に日本語プレクラスについてです。
 外国人居住者が増えるに従い、日本語が分からないまま学校に通っている子供たちが増え続けています。このままでは、日本語を十分に学べない子供たちが授業についていけず、孤立や不登校に陥ってしまいます。以前の一般質問で指摘したとおり、千葉市における日本語指導は、未だに一対一の体制で行われることがほとんどで、担当者は1人で10校以上をかけ持つことが常習化しており、現場は疲弊して持続困難な状況であると伺っています。
 だからこそ、日本語を学ぶ子供たちが一定期間集中的に指導を受けられるプレクラスという仕組みが必要です。集団的な学習環境が整えば、指導の効率性が高まるだけでなく、子供たちにとっても安心して言葉を学べる居場所が生まれます。
 また、子供たちが身につけた日本語や文化の理解は、家庭内にも広がり、家族が地域社会に溶け込む大きなきっかけともなります。つまり、日本語教育の整備は、地域全体が共に未来を築いていくための待ったなしの投資でもあるのです。
 神谷市長は早くからこの状況に気づいておられ、継続的に国に制度整備の要望を提出されており、今回の選挙でもマニフェストにプレクラス導入を掲げられていました。そこで、日本語教育の支援体制の現状と、プレクラス設置に向けた取組について伺います。
 現在、日本語指導を必要とする児童生徒の人数、指導協力員等の人数及び支援頻度について、最新の把握状況を伺います。
 また、母語による支援を行う指導協力員の支援頻度は週に1回程度とされており、実質的に日本語指導の時間としては不十分であると思われるが、この現状を市としてどう認識し、改善の必要性をどう捉えているかを伺います。
 次に、中学生向け通級教室の目的、内容、通っている生徒の人数、また、現状の評価と課題、今後の改善方針についてお聞かせください。
 千葉市では、長年にわたり、地域のボランティアの皆さんが学校現場でも日本語教育に携わってこられました。とりわけJSLの皆さんは、30年以上にわたり地域で日本語教育を続け、10年以上前からは、学校内でも子供たちに寄り添って指導してこられた方々です。
 JSLの方々の学校での日本語指導における位置づけについて、教育委員会の所属を含めて教えてください。
 さらに、JSLの方々の現在の待遇等について教えてください。また、今後の方針についてもお聞かせください。
 そして、日本語プレクラスの設置について検討する、日本語指導推進委員会の構成メンバーについて教えてください。また、プレクラスの設置は今年度中または来年度を目指しているのでしょうか。
 御答弁をよろしくお願いいたします。
(拍手)

◯副議長(川合隆史君) 答弁願います。都市局長。

◯都市局長(鹿子木靖君) 千葉市動物公園リスタート構想についてお答えします。
 まず、リスタート構想に基づいて実施した主な整備の内容や目的についてですが、リスタート構想は、昭和60年の一次開園から約30年が経過した老朽化への対応や、来園者の皆様に一層満足いただけるような施設として再生することを目的として、平成26年に策定しました。
 野生生物の生息環境を再現することによる魅力ある展示の実現、動物園が果たすべき役割として近年重視されている自然環境の保全や持続可能な社会の構築への寄与などを目指しており、生物多様性への理解醸成や野生動物を含む自然との共生実現へ貢献しうる施設づくりを行うこととしております。
 これまでの主な施設整備としては、平成28年にライオン展示場と現在のわくわくアニマルフィールドを、令和2年にはチーターとブチハイエナの展示場を、令和3年にはシマウマとヤマアラシの展示場を整備し、本年3月には動物科学館をリニューアルオープンしたところです。
 次に、来園者層の拡大を意識した企画やイベントについてですが、動物公園では、動物の生態に関する包括的な調査・研究活動である、アカデミア・アニマリウムを園の運営の基盤と位置づけ推進しており、様々な年齢層を意識した講演会やミニガイドなどを実施し、多くの方々に参加いただいております。
 また、昨年8月には、営業時間を夜8時まで延長するイベント、トワイライトZOOを4日間、初めて開催し、延長時間内の来園者が合計1万6,000人を超えました。ライトアップやアルコールの提供などにより、大人向けの夜のイベントとしても好評を得ております。
 今後も、来園者層の拡大に向けた様々な施策を展開してまいります。
 次に、博物館認定による展示等の変化と市民のメリットについてですが、本年3月にリニューアルオープンした動物科学館は、博物館が担う社会教育施設としての機能の中核となる施設であり、市民の皆様に熱帯雨林の役割や課題を楽しみながら学んでいただけるほか、園で所蔵していた標本や資料を展示するエリアも設置しています。
 これまで市民の皆様などに向けた学習プログラムとして、未来の科学者育成プログラム、飼育環境改善ワークショップ、小学生向け出張授業、学芸員向け実習講義などを実施してまいりましたが、博物館として力を入れて取り組んでいる資料の収集と保存、調査や研究の内容を反映させ、より充実したものにしていくほか、所蔵資料のデジタル化にも取り組み、学習資源として広く公開できるよう進めてまいります。
 最後に、子育て世代のために実施している施設整備やサービスについてですが、本年3月にリニューアルした動物科学館では、これまで要望の多かった家族で利用できる授乳室や離乳食スペースを設けるとともに、調乳用温水器、電子レンジ、ベビーシートなどを設置しました。また、森のレストランでは、以前からベビーフードやベビー麦茶などを販売しております。
 これらの乳幼児向けの設備やサービスは、多くの子育て世代の方に利用されており、アンケート等でも高い評価をいただいているところです。
 引き続き、来園者の皆様の声も参考にしながら、子育て世代の方が快適に園内を楽しめるよう、取り組んでまいります。
 以上でございます。

◯副議長(川合隆史君) 教育次長。

◯教育次長(中島千恵君) 初めに、長期休業中の学童施設における昼食支援の課題と対応についてお答えします。
 まず、長期休業期間中に学童施設で弁当が提供される前の保護者からの意見や要望についてですが、令和5年度に子どもルーム及びアフタースクールの利用者に行ったアンケートでは、回答者の8割の御家庭から、長期休業期間中の昼食提供を希望するとの回答がありました。
 また、昨年3月の春休み期間中に12校で試行的に弁当提供を行った後の利用者アンケートでは、回答者の約7割の御家庭から、引き続き、昼食提供サービスを利用したいとの希望があり、長期休業期間中の弁当づくりに負担を感じているとの回答が多くの御家庭からあったところです。
 次に、弁当注文の仕組みを整備するに当たっての課題と、その解決についてですが、弁当の配送サービスを利用できる体制を整えるには、市内全ての施設への安定的な配送はもとより、衛生面やアレルギー対応など、安全面での配慮や、現場の負担が少なく、かつ保護者が利用しやすい発注システムなどに対応可能な弁当提供事業者の確保が大きな課題となっていたことから、昨年の夏休み前に、複数の事業者と協議を行い、これらの課題に対応可能な事業者により、提供を開始したところです。
 次に、弁当の注文があまり多くの数の利用に至っていない理由についてですが、昨年度、子どもルーム及びアフタースクールの利用者に行ったアンケートでは、夏休み期間中に弁当配送サービスを利用しなかった御家庭からは、メニューが子供向けではない、量が多く、価格が高い、柔軟な注文対応ができないといった回答があり、このような点により、利用が伸びなかったものと考えております。
 次に、日本語プレクラスについてお答えいたします。
 まず、日本語指導を必要とする児童生徒、指導協力員等の人数及び支援頻度についてですが、日本語指導を必要とする児童生徒の人数は、本年5月現在684人で昨年度より75人増加しております。指導協力員等の人数につきましては、日本語指導加配教員27人、外国人児童生徒指導協力員16人、千葉市JSL児童・生徒支援の会のボランティア15人となっております。
 また、対象の児童生徒には、外国人児童生徒指導協力員や千葉市JSL児童・生徒支援の会のボランティアが原則として週1回、1時間程度の支援を行っております。そのほか、在籍校における日本語指導担当による指導や通級教室での指導を行っております。
 次に、指導協力員の支援頻度に関する改善の必要性についてですが、指導協力員は、学校生活への適応を含め日本語の習得状況に応じた支援を行っております。週1回程度の訪問による支援のほか、個々の状況に応じた適切な支援となるよう頻度の調整を行っております。
 しかしながら、指導協力員等による日本語指導の時間は十分とは言えない状況であり、特に増加傾向にある日本語習得の初期段階における支援が重要であると認識しており、より集中的に日本語指導を行う必要性があると捉えております。
 次に、中学生向け通級教室についてですが、本市の日本語指導通級教室は、学習言語習得段階の生徒に対し、無理なく日本語で授業に参加できる力の育成や社会的自立に向けた個別指導を行うことを設置目的としており、東西2か所に加え花見川区にサテライト教室を設置しております。
 通級教室に通っている生徒の人数は、本年6月時点で27人となっており、個々の実態に寄り添った学習言語指導を行いつつ、中学3年生を対象に学校と連携しながら進路相談会や受験のための面接指導等を行うなど、一人一人の状況に寄り添った指導や支援を通して、希望進路の実現に努めております。卒業生からは、通級教室での学習が在籍校での学習に生かすことができた、面接や作文などの受験指導等が役に立ったなどの声があり、一定程度の成果があると評価しております。
 また、担当指導者の資質向上につきましては、引き続き研修会等を通して、指導力の向上を目指してまいります。
 次に、学校での日本語指導にあたるJSLの方々の位置づけについてですが、千葉市JSL児童・生徒支援の会がボランティアとして寄与し、外国にルーツを持つ児童生徒の多様な母語に応じた日本語指導を行っております。JSLの方々による個別の支援は対象児童生徒に効果的であり、学校現場の日本語指導体制の重要な位置づけと認識しております。
 引き続き、教育委員会の所属ではなく、現在の指導体制のもとで活動していただきますが、今後、日本語指導体制を整備する中で日本語指導の担い手の在り方を検討してまいります。
 次に、JSLの方々の待遇等及び今後の方針についてですが、現在、ボランティアとして活動していただいておりますが、今後、日本語指導体制を整備する中で日本語指導の担い手の確保と継続的な支援の観点から、待遇等につきましても他市の状況も注視しながら研究が必要と認識しております。
 最後に、日本語指導推進委員会の構成及びプレクラスの設置についてですが、国際教育を専門とする外部有識者をアドバイザーとし、国際教育に知見を有する学校管理職、現場で日本語指導を長年行ってきた教員及び教育指導課と国際交流課の職員で構成しております。
 プレクラスの設置を含めた日本語指導体制の構築につきましては、今年度、協議を始めたところであり、その必要性から可能な限り早い設置に向けて検討を進めてまいります。

 以上でございます。

◯副議長(川合隆史君) こども未来局長。

◯こども未来局長(大町克己君) 子育て支援活動についてお答えいたします。
 まず、子育てにおける支援ニーズの多様性と現状の把握についてですが、本市では、子育てにおける支援ニーズが多様化する中、妊娠、出産からの切れ目ない支援を提供するため、例えば、各区のこども家庭センターにおける妊娠、出産や子育て全般に関する相談や、子育て支援コンシェルジュによる保育・子育て支援サービス利用に関する相談など、様々な相談窓口を設けており、これらを通じて、保護者を含めた子育て家庭の支援ニーズの把握に努めております。
 また、産後ケア、エンゼルヘルパーなどのサービスや子育てリラックス館、子育て支援館などの施設を利用する方の声のほか、保育所等のお子さんが通う施設を利用する方の声などからも、ニーズの把握に努めているところでございます。
 最後に、一時預かりの現状の把握と課題についてですが、現状について、まず実施施設数と利用児童数は、事業実施に当たっての本市への申請や利用状況の報告等を基に把握しております。
 また、予約の取りやすさについては、実施施設への意見聴取等により現状を把握しておりますが、近年の就労形態の多様化などにより、一時預かり事業の利用ニーズが増加し、需要が供給を大きく上回っている状況から、急に利用したい場合等に、予約が取りにくいケースが発生していることは認識しております。
 課題といたしましては、増加している需要に対して供給が不足していることが最も大きな課題であると考えており、保育士確保が困難であること等の理由から、直ちに解消することは難しい状況にございますが、千葉市手当の増額などによる保育士確保施策の推進や、令和6年度に拡充した助成制度の周知などにより、引き続き、実施園の拡充に取り組んでまいります。
 以上でございます。

◯副議長(川合隆史君) 黒澤和泉議員。

◯7番(黒澤和泉君) 御答弁ありがとうございました。
 様々な取組により、千葉市動物公園が魅力的な施設へと生まれ変わりつつあることが分かりました。リスタート構想では、来園者が動物園の活動に参加できる仕組みを増やし、動物をより身近に感じてもらうとともに、来園者に支えられる参加型の動物園を目指すという方針が掲げられています。
 そこで伺います。
 参加型の取組や、来園者との継続的な関係を築くための工夫について。
 次に、これまでに実施したクラウドファンディングの内容と成果、今後の活用方針について。
 また、リスタート構想で掲げられているブランドの創出について、現在の取組状況や課題、今後の展開についてどのようにしていく考えか、お聞かせください。
 長期休業期間中の昼食提供は、実施期間が数週間と限られており、しかも対象が全校児童ではないことから、民間事業者にとって安定した事業として成り立ちにくく、どうしても価格が高くなりがちです。また、限られた数の子供向け弁当のために専用の製造ラインを確保するのは、現実的に非常に難しいという事情があります。
 幸い、千葉市では、食事宅配サービスを提供している事業者に御協力いただくことで、全学童保育施設への配達体制や注文対応といった課題は解決できました。しかしながら、価格設定やボリューム、子供向けメニューの充実といった点については、いまだ十分に対応できていないのが現状です。一方、行政による全市での注文サービスの提供以前から、運営事業者の独自の取組として、弁当の注文サービスを実施している施設があると伺っております。その数、実施内容や運用の実態、市で把握している導入時に直面した課題や現在の運用上の課題について、お聞かせください。
 また、弁当ではなく、給食センターや給食室を活用し、温かい昼食を提供しているような手法の導入の可能性とその課題や導入が難しい理由について。
 最後に、今後さらにどのような支援の可能性を検討しているのか、お聞かせください。
 次に、子育て支援についてです。
 子育てを支えてほしい人が増える一方で、支える側が不足し、負担が偏っている状況があります。このままでは共倒れにもなりかねません。だからこそ、支えられながら、ときに支える関係を広げ、皆で少しずつ助け合える仕組みづくりが必要です。例えば、残業でお迎えに行けないとき、同じ保育園の保護者に、今日だけお願いと頼める制度があればと思う方も多いはずです。
 実はこれは、既にファミリー・サポート・センターの制度を使うことで可能です。同じ保育園の保護者同士が両方会員になれば、短時間の送迎や預かりを、明確な報酬と保険付きで安心して頼むことができます。まず、以前の一般質問でも取り上げた、この互助の仕組みであるファミリー・サポート・センターにおけるマッチングの現状と課題についてお聞かせください。
 また、認知度の向上に向けた取組についてお聞かせください。
 そして、提供会員等へのサポート体制についてお聞かせください。
 また、支援が難しいケースへの対応についてお聞かせください。
 そして、会員による地域の支え合いの可能性と今後の展望についてもお聞かせください。
 最後に、日本語教育についてです。
 御答弁からも、千葉市において日本語指導が必要な児童生徒は増加傾向にあり、週1回程度の指導頻度では、とても十分とは言えない状況と認識されていることが分かりました。さらに、現場で指導に当たる多くの方々が、現在も無償で活動し、正式な所属もない実態も明らかになっています。支援の継続性と質を保つには、最低限の謝礼と、教育委員会の一員としての明確な立場を整えることが必要なのではないでしょうか。
 また、御答弁にあった通級指導教室は市内に3か所設置されていますが、より初期段階の子供に活用すべきとの現場の声がある一方、現在は、学習言語習得段階の子供に限定され、通っているのはわずか27人です。せっかくの教室を、もっと柔軟に必要な子供たちが使えるようにすべきです。
 そうした中、今年5月13日に日本語教育に携わる方々との協議の場で、市の担当者が、プレクラスは令和9年度から開始を目指していると明言されたと伺い、驚きを禁じ得ませんでした。同席していた方々からも、そんなに先なのかと落胆と焦りの声が上がっていたと聞いています。しかも、その制度設計を議論する委員会には、現場で指導するJSLや指導協力員の代表者は含まれていません。このままでは、現場の切実な実情やニーズが反映されないまま、制度だけが独り歩きしてしまうのではないかと懸念します。
 そこで伺います。
 日本語指導推進委員会の構成メンバーとしてJSLや指導協力員の参加の予定はありますか。
 そして、実施に向けて準備を進めていると思うが、より早い段階での設置の可能性についてお聞かせください。
 最後に、国への要望が国の予算として反映されない中、本市ではプレクラス設置に向けてどのように主体的に取り組んでいく予定か、お聞かせください。

 御答弁よろしくお願いいたします。

◯副議長(川合隆史君) 答弁願います。都市局長。

◯都市局長(鹿子木靖君) 2回目の御質問にお答えします。
 千葉市動物公園リスタート構想についてお答えします。
 まず、参加型の取組や、来園者との継続的な関係を築くための工夫についてですが、代表的な参加型の取組として学習プログラムがあり、これまで、未来の科学者育成プログラムでは、中高生を対象に動物に関する専門性の高い知識の習得等を目的に職員による講義を行ったほか、飼育環境改善ワークショップでは、来園者が動物用の木製の遊具などを作成し、展示場に設置しました。
 また、アマゾンほしい物リストやクラウドファンディングによる寄付により、多くの方の参加を通じた園の魅力向上や新たな価値創出を行っております。
 さらに、約16万人の方にフォローいただいている動物公園のSNSを通じて、飼育員しか見られない日々の動物の画像を積極的に発信しているほか、園長への手紙を通じた、運営改善に向けた双方向のやり取りなども行っており、今後とも、来園者の皆様にとって魅力ある参加型の取組や、長く動物公園のファンになっていただけるような施策の充実を図ってまいります。
 次に、クラウドファンディングの内容と成果、活用方針についてですが、これまでアニマルウェルフェアの向上を目的に3回のクラウドファンディングを行いました。
 令和3年には、県内で駆除されたイノシシ等の屠体肉をライオンなどの肉食獣に与え、その効果を研究する取組を、令和5年には、風太20才記念プロジェクトとして、冷風機の設置などの飼育環境の改善を、昨年には、動物公園のシンボルであるゴリラの飼育場の植栽の改善と、ゴリラの食事をより豊かにすることを目的に、これまでを与えていなかった餌の嗜好を調査する実証実験を行いました。
 こうした取組の成果を踏まえ、それぞれの動物に合わせたアニマルウェルフェアの向上を図ることができたと考えております。
 引き続き、クラウドファンディングを必要に応じて活用し、学術的な検証を実施しながら、飼育環境の質の向上等に努めてまいります。
 最後に、リスタート構想で掲げられているブランドの創出についてですが、千葉市動物公園の顔としてこれまでも大きく貢献してきたレッサーパンダ、風太については、引き続き積極的なメディア露出を図っているほか、バースデーイベントなどを開催しております。また、本園を代表する動物であるゴリラとハシビロコウのプロモーション等を通じて動物公園のブランドの拡大に向けて取り組んでおります。
 さらに昨年、国内動物園施設としては3例目となる登録博物館の認定を受け、このことを活用したブランドの創出に取り組んでいるところですが、社会教育施設としての認知度が十分でないことが課題であると考えております。
 本年は動物公園開園40周年を迎えたことから、命をつなぐ、未来を拓く、新たな歩みをキャッチフレーズとし、記念ロゴの作成やイベントの開催などを行っており、今後も様々な機会を捉えて、多くの方に動物公園の魅力を訴求できるよう、本園の特徴を生かしたブランディングを図ってまいります。
 以上でございます。

◯副議長(川合隆史君) 教育次長。

◯教育次長(中島千恵君) 初めに、長期休業中の学童施設における昼食支援の課題と対応についてお答えします。
 まず、運営事業者が独自の取組を行っている施設数、実施内容、導入時や現在の課題についてですが、現在2つの運営事業者が運営する47施設におきまして、弁当提供事業者と連携し、利用者ニーズに合わせて、価格や量を抑えた弁当を提供する取組もあると把握しております。
 導入時には、容器や食べ残しの処理が課題となっていましたが、現在は、容器の回収を弁当提供事業者が行っており、食べ残しが出ないよう低学年向けに量を抑えた弁当を提供するなど、対応を図っていると聞いております。
 また、運営事業者が保護者からの注文の取りまとめや料金の徴収などを行う状況にあるため、現場の支援員や運営事業者に相応の事務負担があるとの意見も伺っております。
 次に、学校給食センターや給食室を活用する可能性と、その課題や導入が難しい理由についてですが、いずれの施設を活用する場合も、献立の作成や調理を行う人員の確保、長期休業期間を活用して行っている調理施設・設備等のメンテナンス、学校給食に比べ提供食事数が少ないことに伴う調理や配送の効率性など、多くの課題があるものと考えております。
 次に、今後どのような支援策を検討しているかについてですが、今後は、一層のサービスの向上が図れるよう、子供用メニューの導入や価格の改善、柔軟な注文対応などについて、現在の弁当提供事業者と引き続き協議を進めるとともに、利用者ニーズに対応可能な新たな弁当提供事業者を見つけていくなど、さらなる充実に向けて取り組んでまいります。
 次に、日本語プレクラスについてお答えします。
 まず、日本語指導推進委員会への指導協力員等の参加についてですが、外国人児童生徒指導協力員等を日本語指導推進委員会の委員とする予定はありませんが、児童生徒の状況を把握及び共有する定期的な会議のほか、多様な立場から日本語指導を担う教職員による合同研修会等において、広く意見聴取しながら課題を集約し、その内容を日本語指導推進委員会での検討に生かしてまいります。
 次に、日本語プレクラスの設置についてですが、今年度、日本語指導推進委員会を設置したところであり、開設に向けては、国際交流課と連携しつつ、ほかの自治体の事例も参考にしながら、着実に検討を進めてまいります。
 最後に、本市としてのプレクラス設置に向けた取組についてですが、日本語指導を必要とする児童生徒数が年々増加している中で、本市の実態やニーズを踏まえた、包括的かつ体系的な日本語指導体制の整備が必要であり、特に、初期指導段階に対応するプレクラスの設置は重要であると考えております。
 このため、日本語指導を必要とする全ての児童生徒が安心して学習できる環境づくりに向け、日本語指導推進委員会において、日本語指導プレクラスの設置を含めた日本語指導体制の構築についての検討をさらに進めてまいります。

 以上でございます。

◯副議長(川合隆史君) こども未来局長。

◯こども未来局長(大町克己君) 子育て支援活動についてお答えいたします。
 まず、ファミリー・サポート・センターにおけるマッチングの現状と課題についてですが、ファミリー・サポート・センターについては、支援を必要とする依頼会員の数に比べ、支援を提供したい提供会員の数が少ないことや、提供会員と依頼会員双方が、身近な地域内で見つからないことが、マッチングを難しくしている要因の一つと考えております。
 このため、提供会員の総数を増やすことに加え、特に支援を受けたい方のニーズが高い地域において、重点的に提供会員を確保することは課題であると認識しております。
 次に、ファミリー・サポート・センターの認知度向上に向けた取組についてですが、現在、子育て世帯への制度周知に関しては、市政だよりや子育て支援策を掲載した子育てナビにより広報するとともに、各種の相談窓口や子育て関係施設等での案内チラシの配架に加え、子育てリラックス館などにおいて、ファミリー・サポート・センターの事業内容の説明会を実施するなど、幅広く情報発信に努めております。
 今後は、こうした情報発信に加え、支援ニーズが高い地域や、ファミリー・サポート・センターのこれまでの利用実績から利用をお勧めしたい保護者を対象として集中的に周知広報を行うなど、より効果的な手法を検討してまいります。
 次に、ファミリー・サポート・センターの提供会員等へのサポートの体制についてですが、提供会員の方々が安心して活動できる環境づくりとして、会報誌による情報提供を行うほか、子供を預かるために必要な知識を学ぶフォローアップ研修会や、活動中のトラブル事例とその対応策などの情報交換を行う交流会を開催しております。
 一方で、これらの研修会や交流会の定員には余裕がある状況が続いていることから、提供会員に対するサポートとしては、改善の余地があると感じており、その内容や開催方法などを工夫し、より多くの提供会員に参加していただけるよう取り組む必要があるとともに、交流会等に参加されない提供会員の意見やニーズを把握し、適切なサポートを行うことも必要であると考えております。
 次に、ファミリー・サポート・センターでの、支援が難しいケースへの対応についてですが、ファミリー・サポート・センターでは、子育てへの手助けの依頼にとどまらず、育児に関して不安や負担感を抱えておられる保護者から、より専門性の高い相談窓口や各種支援制度につなぐ必要がある御相談を受ける場合がございます。
 そのような場合には、ファミリー・サポート・センターの事務局と同一フロアに設置され、かつ、同じ事業者が運営している、子育て支援館と緊密に連携し、同館のスタッフである保育士や看護師などが御相談に応じるほか、より専門性の高い相談窓口やニーズに合致した支援制度等を紹介するなど、対応しております。
 最後に、ファミリー・サポート・センター会員による地域の支え合いの可能性と今後の展望についてですが、相互援助の理念に基づくファミリー・サポート・センターは、地域の様々な世代や立場にある方々が子育て家庭を支え合う環境づくりに寄与し得るものと考えております。
 地域の中で子育てを支え合う環境づくりをより進めるためには、現在も行っている依頼会員と提供会員相互の交流の機会を充実し、顔の見える関係づくりを促進するとともに、地域の子育てに関するイベント等とも連携し、制度の周知、広報や不足する提供会員の掘り起こしに努めるほか、支援を受ける側から支援を提供する側へと支援の輪が広がっていくよう、支援を受けながら、自らも支援を提供する両方会員の登録を増やすことで、本市としても、地域の中で子育てを支え合う環境づくりに取り組んでまいります。
 以上でございます。

◯副議長(川合隆史君) 時間を延長いたします。黒澤和泉議員。

◯7番(黒澤和泉君) 御答弁ありがとうございました。最後に、意見、要望を申し上げます。
 動物公園について、近年では、推し活に象徴されるように、応援する気持ちを誰かと共有し、ファン同士がつながることに価値を感じる人が増えています。そうした中で、千葉市動物公園においても、単に動物を見るだけでなく、応援しながら関わることができる場としての可能性を広げていくことが大切ではないかと考えます。
 現在、NFTを活用した新たな取組が進められていると伺っておりますが、この動きと連動する形で、例えばファンクラブ制度を創設し、毎年限定デザインの会員証をNFTで発行するなどの仕掛けを通じて、応援すること自体に価値を持たせ、ファン同士の交流や継続的な関わりにもつなげていくことができるのではないでしょうか。
 今年22歳を迎えるレッサーパンダの風太さんは、人間に換算すれば80歳を超える大長寿だそうです。その子や孫たちはほかの動物園でも暮らしており、全国に風太さんファミリーが広がっています。この物語性のあるつながりを軸に、ファンの皆さんが、自分もそのファミリーの一員だと感じられるような工夫を、ぜひ今後のファンづくり、ブランドづくりに生かしていただければと思います。
 次に、長期休業期間中の昼食提供についてです。
 事業者が独自に実施している場合は、業者との交渉や打ち合わせを通じて、柔軟なメニュー開発や価格を抑える工夫を行うことが可能です。一方で、注文の取りまとめや配達の調整、料金の徴収などを独自に行わなければならず、現場や運営事業者の手間や事務負担が増えてしまうという課題があります。
 では、給食設備の活用はどうかというと、御答弁にもあったように、調理設備のメンテナンス期間にあたること。また、人員や食材の調達、配膳体制の確保など、給食設備を活用した昼食提供にも多くのハードルがあるのが実情です。結局のところ、ここでも数が出ない、日数が限られていることが、最大のネックになっています。
 だからこそ私が提案したいのは、毎日ではなく、数日間だけでも提供を実施してみてはどうかという考え方です。
 例えば八王子市では、夏休み期間中に数日間だけ、学校給食室で調理された温かい昼食を提供する日を設け、学童保育を利用する子供たちに提供する取組を行っています。メンテナンスが終了した学校施設を活用し、近隣の複数の学童分をまとめて調理、配送することで、少量だと作りにくいという課題を乗り越えています。
 千葉市でも、まずは条件の整った学校から、数日間だけでも構いませんので、こうした取組を試行してみてはどうでしょうか。保護者にとっては、夏休み中のお弁当づくりの負担が少しでも軽減され、心の余裕につながるでしょうし、子供たちにとっても、みんなで温かい昼食を囲む経験は、食育の面でも大きな意味を持つと考えます。
 既存の弁当注文体制の維持、改善に引き続き取り組んでいただくとともに、加えてこのような、温かい昼食の日の実現に向けた御検討をお願い申し上げます。
 次に、子育て支援活動についてです。
 こうした制度がもっと知られ、気軽に利用されるよう、行政として周知と利用促進を進めていただきたいと思います。その際、ファミリー・サポート・センターの説明会がありますと案内しても、そもそも制度自体の認知度が低いのでなかなか集まりません。興味のない人にも知っていただけるよう、子育て世帯が多く集まるイベントに出向いたり、楽しめる場の中で自然に紹介するような工夫も、ぜひ取り入れていただき、また、ファミリー・サポート・センターを制度としてだけではなく、子育てする者同士がつながるコミュニティーの場所としてアピールしていただきたいと思います。
 最後に、日本語プレクラスについてです。
 子供たちが基礎的な日本語を理解し、学びの土台を築けるようになれば、その後の教科学習にも主体的に取り組めるようになります。自分の思いや希望を表現できるようになり、自らの人生を切り開く力にもつながります。
 荒川区では、20年ほど前の2007年から、来日直後の子供たちに対して週4日の集中指導を行う、ハートフル日本語適応指導教室を実施しており、国の制度を待たずに独自に取り組んでいます。千葉市にもJSLの皆さんのように、知見と熱意を持った人材が既にいます。あとは、市としてどう動くかです。国の制度を待つのではなく、市として今できることをやることが必要なのではないでしょうか。多くの子供たちのこれからの人生が、この決断にかかっています。共に生きる千葉市の未来につながるためには、その決断が待たれます。
 本日は、千葉市動物公園のリスタート構想、長期休業期間中の学童施設における昼食支援、地域に根ざした子育て支援活動、そして日本語プレクラスの整備という4つのテーマについて質問を行いました。
 いずれも、今を生きる市民の暮らしに直結する課題であると同時に、未来の千葉市がどのようなまちを目指していくのか、その方向性を形づくる重要な要素であると考えております。一つ一つの取組が、優しさと希望に満ちた千葉市の実現につながることを願い、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。
(拍手)

◯副議長(川合隆史君) 黒澤和泉議員の一般質問を終わります。

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